出典:gooニュース
メルケル前首相が異例の声明 移民規制決議で右翼と協力は「間違い」
ドイツのメルケル前首相は30日、かつて自ら率いた中道右派「キリスト教民主同盟(CDU)」のメルツ党首の議会運営に懸念を示す異例の声明を出した。CDUが中心となって議会に提案した移民規制の厳格化を求める決議案を、右翼「ドイツのための選択肢(AfD)」の協力を得る形で可決させたためで、メルケル氏は「間違いだ」と批判した。
メルケル前独首相、極右政党と協力した所属政党党首を批判
Rachel More[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ最大野党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が29日、連邦議会(下院)で極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持を得て移民対策厳格化の決議案を通したことについて、ドイツのメルケル前首相は30日、「間違っている」と述べて自身が所属するCDUのメルツ党首を批判した。
ドイツのメルケル前首相、出身政党の党首を異例批判 「方針転換」で
2月23日に総選挙を控えるドイツのメルケル前首相は30日、移民・難民政策の厳格化を求める決議案を右派政党との協力で可決させた最大野党「キリスト教民主同盟(CDU)」のメルツ党首を「間違っている」と批判した。CDU出身のメルケル氏は2021年の政界引退後は政治的発言を控えており、出身政党を批判するのは異例だ。
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