もり‐こういち【森浩一】
[1928〜2013]考古学者。大阪の生まれ。同志社大教授。考古学と歴史学を結びつける古代学の見地から、古代地域文化の実証に尽力。三角縁神獣鏡の国産説を唱えたほか、陵墓に指定されている古墳を所在...
もりさき‐あずま【森崎東】
[1927〜2020]映画監督。長崎の生まれ。喜劇作品を多く手がける。「ニワトリはハダシだ」で芸術選奨。代表作「喜劇・女は度胸」「時代屋の女房」「塀の中の懲りない面々」など。
もりさだ‐しんのう【守貞親王】
[1179〜1223]鎌倉時代の皇子。高倉天皇の子、安徳天皇の異母弟。平家に育てられたが、平家滅亡後は出家し、持明院宮と称した。承久の乱の後、子の茂仁(ゆたひと)が後堀河天皇として即位したため、...
もりしげ‐ひさや【森繁久弥】
[1913〜2009]俳優。大阪の生まれ。NHKアナウンサーや軽演劇を経て映画界に進出。「社長」シリーズや「次郎長三国志」シリーズ、「夫婦善哉(めおとぜんざい)」など、数々のヒット作に出演した。...
もりしま‐みちお【森嶋通夫】
[1923〜2004]経済学者。大阪の生まれ。大阪大教授・ロンドン大教授。近代経済学の立場からマルクスやワルラスの理論を分析・解釈し、日本の経済学を国際的水準にまで引き上げたとされる。昭和51年...
もり‐しゅんとう【森春濤】
[1819〜1889]江戸末期・明治初期の漢詩人。尾張の人。槐南(かいなん)の父。名は魯直。字(あざな)は希黄。漢詩の清新な詩風を唱えた。著「春濤詩鈔」。
モリス【William Morris】
[1834〜1896]英国の工芸家・詩人・社会思想家。装飾美術の発展に貢献。社会主義運動に参加する一方、印刷・造本の分野でも活躍。叙事詩「地上楽園」、小説「ユートピアだより」。
もり‐せんぞう【森銑三】
[1895〜1985]書誌学者。愛知の生まれ。東京帝大史料編纂所勤務。近世・近代の人物の伝記や書誌を研究、多くの埋もれた人物を発掘したことで知られる。著作に「渡辺崋山」「おらんだ正月」「西鶴と西...
もり‐そういち【森荘已池】
[1907〜1999]小説家・詩人。岩手の生まれ。本名、佐一(さいち)。農民詩が高く評価され、宮沢賢治との親交でも知られる。特に賢治の没後は作品の紹介に尽力した。清潔な作風で東北を舞台にした作品...
もり‐そせん【森狙仙】
[1747〜1821]江戸後期の画家。名は守象。狙仙は号で、初め祖仙。大坂を中心に活躍。円山応挙の影響を受け、写実的画風を確立。動物画、特に猿の図を多く描いた。