やまだ‐こうさく【山田耕筰】
[1886〜1965]作曲家。東京の生まれ。ドイツに留学し、作曲法を学ぶ。日本で初めて交響楽団を組織し、交響楽・オペラの興隆に尽力。また、日本語の特徴を生かした多くの歌曲を作曲した。文化勲章受章...
やまだ‐たいち【山田太一】
[1934〜2023]脚本家・小説家。東京の生まれ。本姓、石坂。テレビドラマの脚本家として活躍し、「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎(りんご)たち」など、多くのヒット作を手がけた。小説「異人たち...
やまだ‐ながまさ【山田長政】
[?〜1630]江戸初期、シャムの日本人町で活躍した人物。駿河の人。通称、仁左衛門。慶長16年(1611)ごろシャムに渡り、首都アユタヤの日本人町の長となって外交・貿易に従事。また、内戦を治めて...
やまだ‐びみょう【山田美妙】
[1868〜1910]小説家・詩人・評論家。東京の生まれ。本名、武太郎。尾崎紅葉らと硯友社を結成し、「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」を編集。小説「武蔵野」「胡蝶」「夏木立」などにより、言文一致体...
やまだ‐ふうたろう【山田風太郎】
[1922〜2001]小説家。兵庫の生まれ。本名、誠也(せいや)。「眼中の悪魔」「太陽黒点」など多くの推理小説を執筆。のち「甲賀忍法帖(こうがにんぽうちょう)」を皮切りに多数の忍法小説を発表し、...
やまだ‐ほうこく【山田方谷】
[1805〜1877]幕末・明治前期の陽明学者。備中の人。名は球。通称、安五郎。方谷は号。幕末期に松山藩の財政整理と藩政改革に成功。明治維新後は閑谷(しずたに)学校の再興に尽力した。
やまだ‐まさき【山田正紀】
[1950〜 ]小説家。愛知の生まれ。SF「神狩り」でデビュー。SF・ミステリー・ホラー・冒険小説など幅広い分野で活躍。他に「火神(アグニ)を盗め」「神々の埋葬」「最後の敵」「機神兵団」「ミステ...
やまだ‐もりたろう【山田盛太郎】
[1897〜1980]経済学者。愛知の生まれ。東大教授。マルクスの再生産表式、日本資本主義などを研究。野呂栄太郎らの「日本資本主義発達史講座」に参加、中心的執筆者となる。著「日本資本主義分析」など。
やまだ‐ようじ【山田洋次】
[1931〜 ]映画監督。大阪の生まれ。ユーモアあふれる人情喜劇を描き、絶大な人気を得る。特に、主演の渥美清が亡くなるまで作り続けた「男はつらいよ」シリーズは、国民的映画として圧倒的に支持された...
やまと‐の‐あやうじ【東漢氏】
古代の渡来系氏族。阿知使主(あちのおみ)の子孫と伝えられ、大和飛鳥地方に住し、文筆・外交・財務をもって大和政権に仕えた。