なかの‐しげはる【中野重治】
[1902〜1979]小説家・詩人・評論家。福井の生まれ。日本プロレタリア芸術連盟に参加。第二次大戦後は新日本文学会の中心的人物として活躍。詩集「中野重治詩集」、小説「歌のわかれ」「むらぎも」、...
なかはま‐まんじろう【中浜万次郎】
[1827〜1898]幕末の幕臣。土佐の漁師の息子。天保12年(1841)出漁中に遭難して米船に救われ、米国で教育を受けた。嘉永4年(1851)帰国し、幕府に用いられて翻訳や軍艦操練・英語の教授...
なか‐みちよ【那珂通世】
[1851〜1908]東洋史学者。岩手の生まれ。東京高師教授。日本・朝鮮・中国・モンゴルの古代史を研究し、日本紀年の誤りを立証した。また、著「支那通史」「成吉思汗実録」など。
なかむら‐かんざぶろう【中村勘三郎】
歌舞伎俳優。 (初世)[1598〜1658]山城の人。屋号、柏屋。寛永元年(1624)江戸中橋に江戸で最初の歌舞伎劇場猿若座を創立、のち中村座と改称。以後代々俳優と座元を継承。猿若勘三郎。
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なかむら‐がんじろう【中村鴈治郎】
歌舞伎俳優。屋号、成駒(なりこま)屋。 (初世)[1860〜1935]大阪の生まれ。3世中村翫雀(かんじゃく)の子。京阪の代表的名優で、上方の和事(わごと)・実事(じつごと)をよくした。
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なかむら‐きちえもん【中村吉右衛門】
歌舞伎俳優。屋号、播磨(はりま)屋。 (初世)[1886〜1954]東京の生まれ。3世中村歌六の長男。9世市川団十郎の芸風を継承し、立役を得意とした。6世尾上菊五郎と菊吉時代をつくった名優。文...
なかむら‐くさたお【中村草田男】
[1901〜1983]俳人。中国アモイの生まれ。本名、清一郎。「ホトトギス」の同人。新興俳句に対して批判的立場をとった。のち、「万緑」を創刊、主宰。句集「長子」「銀河依然」「美田」など。
ながさわ‐ろせつ【長沢蘆雪】
[1754〜1799]江戸中期の画家。山城の人。名は政勝、または魚(ぎょ)。字(あざな)は氷計。円山応挙(まるやまおうきょ)の門下。奇抜な構図と奔放な筆致で障壁画を多く残した。作、厳島神社の絵馬...
ながの‐おさみ【永野修身】
[1880〜1947]軍人。海軍大将・元帥。高知の生まれ。ロンドン軍縮会議首席代表・海相・連合艦隊司令長官・軍令部総長などを歴任。第二次大戦後、戦犯に指名され、裁判中に病没。
ながみつ【長光】
鎌倉中期から後期の刀工。備前の人。光忠の子。足利将軍の宝刀「大般若長光」ほか多くの名刀を作り、長船(おさふね)派の名声を確立。生没年未詳。