ホフマンスタール【Hugo von Hofmannsthal】
[1874〜1929]オーストリアの詩人・劇作家。新ロマン主義の代表的作家で、繊細・典雅な作風を示した。韻文劇「痴人と死」、オペラ台本「薔薇(ばら)の騎士」、小説「影のない女」など。
ホメロス【Homēros】
古代ギリシャの詩人。前8世紀ごろの人で、叙事詩「イリアス」「オデュッセイア」の作者とされるが、諸説があり、定かでない。ホメーロス。ホーマー。生没年未詳。
ホラティウス【Quintus Horatius Flaccus】
[前65〜前8]古代ローマの詩人。その著「詩論」は後世に大きな影響を与えた。作「風刺詩」「書簡詩」など。
ほり‐あきら【堀晃】
[1944〜 ]SF作家。兵庫の生まれ。高校時代から筒井康隆主宰のSF同人誌「NULL」などに参加、創作をはじめる。短編「イカルスの翼」でデビュー。「太陽風交点」で日本SF大賞受賞。他に「恐怖省...
ほりお‐よしはる【堀尾吉晴】
[1543〜1611]安土桃山時代の武将。尾張の人。名は可晴とも書く。豊臣秀吉に仕えて、慶長3年(1598)三中老の一人となった。関ヶ原の戦いでは徳川方。松江城を築城。
ほんいんぼう‐どうさく【本因坊道策】
[1645〜1702]江戸前期の囲碁棋士。石見(いわみ)の人。3世本因坊道悦の門下に入り、4世本因坊を継いで、名人位に推される。碁聖と称され、布石理論や段位制を確立し、近代碁の始祖といわれる。
ほんじょう‐しげる【本庄繁】
[1876〜1945]陸軍軍人。兵庫の生まれ。大将、男爵。関東軍司令官、侍従武官長、枢密顧問官。満州事変勃発時の関東軍司令官で、満州国の建国にも関与した。敗戦後に自決。遺稿に「本庄日記」がある。
ボルヘス【Jorge Luis Borges】
[1899〜1986]アルゼンチンの詩人・小説家。該博な知識に基づいた幻想的作風で知られる。詩集「ブエノスアイレスの熱狂」、短編集「伝奇集」「エル=アレフ(不死の人)」など。
ポランニー【Polanyi】
(Karl 〜)[1886〜1964]ハンガリー生まれの経済学者。主として米国で活躍。物資の交換形態として互酬・再分配・交換の3様式を摘出し、市場社会と非市場社会に考察を加えて経済人類学を体系...
ポリュクレイトス【Polykleitos】
古代ギリシャの彫刻家。前5世紀に活躍。人体の均整美を追求し、理論書「カノン(規範)」を著した。生没年未詳。