はるやま‐ゆきお【春山行夫】
[1902〜1994]詩人・評論家。愛知の生まれ。本名、市橋渉(わたる)。上京して雑誌「詩と詩論」を創刊。詩集「月の出る町」「植物の断面」、評論「詩の研究」「文学評論」など。
はん‐かい【樊噲】
[?〜前189]中国、前漢の武将。沛(はい)(江蘇省)の人。鴻門の会で項羽に殺されかけた劉邦(りゅうほう)の危機を救い、天下統一後、舞陽侯に封ぜられた。
バリモント【Konstantin Dmitrievich Bal'mont】
[1867〜1942]ロシアの詩人。ロシア象徴主義の初期の代表者。また、西欧詩の翻訳でも活躍。作「太陽のごとくあれ」など。
バルザック【Honoré de Balzac】
[1799〜1850]フランスの小説家。近代リアリズム小説の代表者。フランス社会のあらゆる階層の人物が登場する約90編の小説にみずから「人間喜劇」の総題をつけた。作「ゴリオ爺さん」「谷間の百合」...
バルト【Karl Barth】
[1886〜1968]スイスの神学者。弁証法神学の創唱者の一人。神の啓示を神学の中心問題とし、聖書的福音主義を唱え現代神学に大きな影響を与えた。著「ロマ書」「教会教義学」など。
バルボア【Vasco Núñez Balboa】
[1475ころ〜1517]スペインの探検家。パナマ地峡を横断し、1513年にヨーロッパ人として初めて太平洋を発見、南の海と命名。のちパナマ総督と不和になり処刑された。
バレス【Auguste Maurice Barrès】
[1862〜1923]フランスの小説家・政治家。個人主義から出発し、熱烈な国家主義に転じた。作「自我礼拝」「国民的精力の物語」の各三部作など。
バレリー【Paul Valéry】
[1871〜1945]フランスの詩人・批評家。マラルメに師事し、純粋詩の理論を確立。詩「若きパルク」、評論「レオナルド=ダ=ビンチの方法序説」「バリエテ」など。
バロー【Jean-Louis Barrault】
[1910〜1994]フランスの俳優・演出家。古典から前衛劇まで幅広い演目を扱い、特に舞台芸術の総合をめざす全体演劇を主張。「天井桟敷の人々」など映画出演も多い。
ばんけい‐ようたく【盤珪永琢】
[1622〜1693]江戸前期の臨済宗の僧。播磨(はりま)の人。俗姓、菅原。各地を遍歴し、郷里に竜門寺を創建。だれもが不生(ふしょう)の仏心をもつという不生禅を唱えた。勅諡(ちょくし)号、仏智弘...