ささき‐がんりゅう【佐々木巌流】
[?〜1612]江戸初期の剣客。通称、小次郎。越前の人といわれ、長刀による燕(つばめ)返しの剣法を発案。宮本武蔵と巌流島で闘い敗死。
ささき‐きいち【佐々木基一】
[1914〜1993]評論家。広島の生まれ。本名、永井善次郎。第二次大戦後、文芸・前衛芸術・映像文化など幅広い分野の評論活動に活躍。雑誌「近代文学」創刊に参加。著作に「私のチェーホフ」「個性復興...
ささき‐こじろう【佐々木小次郎】
佐々木巌流の通称。
ささき‐そういち【佐々木惣一】
[1878〜1965]法学者。鳥取の生まれ。憲法および行政法の権威として、天皇機関説、民本主義を主張。京大教授。在任中、滝川事件に連座して退官、のち、立命館大学学長。第二次大戦後、帝国憲法の改正...
ささき‐ただし【佐々木直】
[1907〜1988]銀行家。宮城の生まれ。昭和44年(1969)日本銀行総裁に就任。ニクソンショックによる変動相場制への移行や、第一次オイルショック後の狂乱物価などへの対応を行った。
ささき‐のぶつな【佐佐木信綱】
[1872〜1963]歌人・国文学者。三重の生まれ。弘綱の長男。「竹柏会」を主宰、歌誌「心の花」を刊行して多くの歌人を育成。また、万葉集の研究や和歌の史的研究などに業績を残した。文化勲章受章。歌...
ささき‐ひろつな【佐佐木弘綱】
[1828〜1891]国学者・歌人。伊勢の人。号、竹柏園。足代弘訓(あじろひろのり)の門下。子の信綱とともに「日本歌学全書」を編集。
ささき‐みつぞう【佐々木味津三】
[1896〜1934]小説家。愛知の生まれ。本名、光三。新聞・雑誌記者を経て作家生活に入り、大衆小説を発表。作「右門捕物帳」「旗本退屈男」など。
さっさ‐じっちく【佐々十竹】
[1640〜1698]江戸前期の儒学者。讃岐の人。名は宗淳。水戸藩に登用されて、「大日本史」編纂(へんさん)のため全国に史料探訪した。彰考館総裁。
さっさ‐なりまさ【佐々成政】
[?〜1588]安土桃山時代の武将。尾張の人。はじめ織田信長に仕え、本能寺の変後、小牧・長久手の戦で豊臣秀吉に対抗。のち秀吉に仕え、肥後の熊本城主となったが、失政をとがめられて切腹。