フランソワ【François】
(1世)[1494〜1547]フランス国王。在位1515〜1547。イタリア戦争でカール5世と神聖ローマ帝国皇帝の帝位を争った。また、フランス‐ルネサンスの父と自称し、文化の興隆に貢献。 (...
フリードリヒ‐ウィルヘルム【Friedrich Wilhelm】
[1620〜1688]ブランデンブルク選帝侯。在位1640〜1688。大選帝侯とよばれ、三十年戦争後、巧みな外交政策で勢力を拡大。また、官僚制を強化してプロイセンの基礎をつくった。
フレーザー【James George Frazer】
[1854〜1941]英国の人類学者・古典学者。膨大な資料を駆使して未開文化の風俗習慣や信仰を研究。主著「金枝篇」では呪術(じゅじゅつ)や宗教の進化理論を展開した。
ぶ‐てい【武帝】
[前156〜前87]中国、前漢第7代の皇帝。在位、前141〜前87。廟号(びょうごう)、世宗。名は劉徹。高祖劉邦の曽孫。儒教を公認し、中央集権体制を強化。外征を行って領域を拡大し、東西交渉を盛...
ブラント【Willy Brandt】
[1913〜1992]ドイツの政治家。社会民主党(SPD)党首として西ドイツ首相に就任。在任1969〜1974。東側諸国との関係の正常化に努め、1971年ノーベル平和賞受賞。→シュミット
ブリュンティエール【Ferdinand Brunetière】
[1849〜1906]フランスの文芸批評家。進化論を文学史の研究に適用。著「文学史におけるジャンルの進化」。
ブリンクリー【Francis Brinkley】
[1841〜1912]英国の海軍軍人・ジャーナリスト。1867年(慶応3)来日し、海軍砲術学校などで教えた。「ジャパン‐メール」紙を発行、日本の文化を海外に紹介。東京で没。
ブルトマン【Rudolf Karl Bultmann】
[1884〜1976]ドイツの聖書学者。共観福音書の様式史的研究ののち、聖書の実存論的解釈すなわち非神話化を提唱。著「イエス」「新約聖書神学」など。
ブルバキ【Nicolas Bourbaki】
1934年ごろ設立したフランスの若い数学者集団のペンネーム。のちに他国人も参加。1939〜69年刊行の「数学原論」全33巻を共同執筆。構造の概念を数学的に定式化し、数学の基礎的諸部門を体系的に記...
ベケット【Thomas Becket】
[1118ころ〜1170]英国の聖職者。カンタベリー大司教。王権の強化を図るヘンリー2世の宗教政策と対立し、大聖堂内で暗殺された。