ハサン‐バスリー【al-Ḥasan al-Baṣrī】
[642〜728]初期イスラム教の代表的な思想家・説教者。バスラで活躍。人間の自由意志を認め、終末論の立場から、人々の不正を糾弾し、ウマイヤ朝を批判した。
はしもと‐おさむ【橋本治】
[1948〜2019]小説家・イラストレーター。東京の生まれ。学園闘争中の東大の駒場祭ポスター「とめてくれるなおっかさん…」で話題を呼び、イラストレーターとしての活動を始める。のち小説・随筆・評...
はやし‐きょうこ【林京子】
[1930〜2017]小説家。長崎の生まれ。本姓、宮崎。長崎での被爆体験に基づく「祭りの場」で芥川賞受賞。他に「上海」「三界の家」「やすらかに今はねむり給え」「長い時間をかけた人間の経験」など。
バルザック【Honoré de Balzac】
[1799〜1850]フランスの小説家。近代リアリズム小説の代表者。フランス社会のあらゆる階層の人物が登場する約90編の小説にみずから「人間喜劇」の総題をつけた。作「ゴリオ爺さん」「谷間の百合」...
バルト【Roland Barthes】
[1915〜1980]フランスの批評家。構造主義の立場から、文学・言語・芸術など広範な分野で先鋭的な批評活動を展開。著「零度のエクリチュール」「モードの体系」「文学の記号学」。
ひがしやま‐ちえこ【東山千栄子】
[1890〜1980]女優。千葉の生まれ。本名、河野せん。築地小劇場・俳優座で活躍。「桜の園」の女主人公役などで好評を得た。
ひじかた‐よし【土方与志】
[1898〜1959]演出家。東京の生まれ。久元の孫。本名、久敬(ひさよし)。私財を投じて築地小劇場を創設、日本の新劇確立に尽力。
ヒューム【David Hume】
[1711〜1776]英国の哲学者・歴史家。ロック・バークリーとともにイギリス古典経験論を代表する。精神的実体や因果関係の客観性を否定。懐疑論の立場をとった。著「人性論」「英国史」など。
ひらい‐ごんぱち【平井権八】
[?〜1679]江戸初期の浪人。もと鳥取藩士。同僚を殺害して逃亡し、江戸へ出て悪事を働き、磔刑に処された。歌舞伎などに登場する白井権八のモデル。
ピーサレフ【Dmitriy Ivanovich Pisarev】
[1840〜1868]ロシアの批評家。自然科学的唯物論の立場から芸術抹殺論を説いた。著「美学の破壊」など。