イブン‐ハルドゥーン【Ibn Khaldūn】
[1332〜1406]アラブの歴史家・歴史哲学者。チュニジアの生まれ。その著「歴史序説」は、文明の興隆・発展・衰退の過程を明らかにした独特の歴史観で有名。
いまい‐じかん【今井似閑】
[1657〜1723]江戸中期の国学者。京都の人。下河辺長流(しもこうべちょうりゅう)、契沖に学び、万葉集を研究。著「万葉緯」「逸風土記」など。
いまい‐そうきゅう【今井宗久】
[1520〜1593]安土桃山時代の堺の豪商・茶人。大和今井の人。名は兼員。号、昨夢斎。武野紹鴎(たけのじょうおう)に茶を学ぶ。織田信長に近づいて堺対策に協力し、多くの利権を握る。のち、豊臣秀吉...
いまい‐としき【今井登志喜】
[1886〜1950]西洋史学者。長野の生まれ。東大教授。都市の発達史に業績をあげた。著「歴史学研究法」「英国社会史」など。
いまえ‐よしとも【今江祥智】
[1932〜2015]児童文学作家。大阪の生まれ。教職や編集業のかたわら童話を執筆。「山のむこうは青い海だった」で作家デビュー。ファンタジーから長編まで作風は多彩。他に「ぼんぼん」「兄貴」「でん...
いまがわ‐りょうしゅん【今川了俊】
[1326〜1420]南北朝時代の武将・歌学者。名は貞世。伊予守。遠江(とおとうみ)守護。足利義詮(あしかがよしあきら)に仕え、幕府の引付頭人(ひきつけとうにん)を経て応安4年(1371)九州探...
いまむら‐あきつね【今村明恒】
[1870〜1948]地震学者。鹿児島の生まれ。東大教授。関東大震災直前にその可能性を予告。震災後地震学会を創立、会長となる。地震学の発展、震災予防運動に尽力。著「理論・応用地震学」「鯰のざれご...
イ‐ミョンバク【李明博】
[1941〜 ]韓国の第17代大統領。日本の大阪府出身。第二次大戦後、朝鮮半島に渡り苦学の末、韓国財閥系の現代建設に入社。35歳で社長に抜擢された。1992年国会議員に当選。2002年にソウル市...
いわがき‐まつなえ【巌垣松苗】
[1774〜1850]江戸後期の儒学者。京都の人。号、東園(とうえん)。伏見宣光に学び、国史にも通じた。著「国史略」など。
いわさき‐かんえん【岩崎灌園】
[1786〜1842]江戸後期の本草(ほんぞう)学者。江戸の人。名は常正。小野蘭山に師事し、のちシーボルトとともに研究。著「救荒本草通解」「本草図譜」など。