きむら‐もとお【木村資生】
[1924〜1994]遺伝学者。愛知の生まれ。国立遺伝学研究所教授。集団遺伝学を研究し、分子進化の中立説を発表。著作に「分子進化学入門」など。昭和51年(1976)文化勲章受章。平成4年(199...
キーン【Donald Lawrence Keene】
[1922〜2019]日本文学研究者。米国の生まれ。古典から近代文学に及ぶ、日本文学の研究・翻訳に尽力。特に、海外への日本文学紹介に大きな業績を残した。平成24年(2012)に日本国籍を取得。通...
くき‐しゅうぞう【九鬼周造】
[1888〜1941]哲学者。東京の生まれ。京大教授。ヨーロッパに留学して実存哲学を学ぶ。解釈学的手法を用いて日本文化を究明。著「『いき』の構造」「偶然性の問題」「西洋近世哲学史稿」など。
くさの‐しんぺい【草野心平】
[1903〜1988]詩人。福島の生まれ。「銅鑼(どら)」「歴程」などの詩誌で活躍。蛙を題材にした詩が多いことでも有名。文化勲章受章。詩集「第百階級」「定本蛙」など。
くすべ‐やいち【楠部弥弌】
[1897〜1984]陶芸家。京都の生まれ。本名、弥一。芸術院会員。大正8年(1919)、陶芸者集団赤土(せきど)社の結成に参加し、創作陶芸運動を開始。以後、帝展や日展などで活躍。昭和53年(1...
くの‐やす【久野寧】
[1882〜1977]生理学者。愛知の生まれ。名大教授。人体の発汗現象の研究で大きな業績をあげた。文化勲章受章。著「汗」など。
くぼた‐まんたろう【久保田万太郎】
[1889〜1963]小説家・劇作家・俳人。東京の生まれ。俳号、暮雨・傘雨。東京の下町を舞台に、市井の人々の生活と情緒を描いた。文化勲章受章。小説「末枯(うらがれ)」「寂しければ」「春泥」、戯曲...
くまがい‐たいぞう【熊谷岱蔵】
[1880〜1962]医学者。長野の生まれ。東北大学総長。日本における結核の予防と治療に貢献。文化勲章受章。
くまがい‐たつや【熊谷達也】
[1958〜 ]小説家。宮城の生まれ。北海道・東北の厳しい風土や狩猟文化、民話に題材をとった作品を執筆する。「邂逅(かいこう)の森」で直木賞受賞。他に「ウエンカムイの爪」「漂泊の牙(きば)」「マ...
クラカウアー【Siegfried Kracauer】
[1889〜1966]ドイツ生まれの思想家。ナチスの台頭で米国に亡命、大衆文化現象の分析に業績を残す。著「カリガリからヒトラーへ」など。