よど‐ぎみ【淀君】
[1567〜1615]豊臣秀吉の側室。名は茶々。父は浅井長政。母は織田信長の妹小谷の方。浅井氏滅亡後、柴田勝家に嫁いだ母とともに越前に移り、柴田氏滅亡後は秀吉の保護を受け、愛妾となった。山城の淀...
よねざわ‐ひこはち【米沢彦八】
落語家。 (初世)[?〜1714]上方落語の祖。大坂の生玉(いくたま)神社境内で興行した仕方物真似で人気を博す。著作に「軽口御前男」「軽口大矢数」など。
(2世) 京都の落語家。祇園境内など...
ラドクリフ‐ブラウン【Alfred Reginald Radcliffe-Brown】
[1881〜1955]英国の社会人類学者。人類学にデュルケーム社会学の方法論を導入、アンダマン諸島などの調査・研究を通じて、機能主義的社会人類学を創始した。著「アンダマン島民」など。
ラ‐ファイエット【Marie-Madeleine Pioche de La Vergne La Fayette】
[1634〜1693]フランスの女流小説家。代表作「クレーブの奥方」はフランス心理小説の先駆。
ラングランド【William Langland】
[1330ころ〜1400ころ]英国の詩人。中世英文学の代表作の一つで、人間の理想的な生き方を追求するとともに当時の社会を風刺した頭韻詩「農夫ピアズの幻想」の作者とされる。
り‐じせい【李自成】
[1606〜1645]中国、明末の農民反乱の指導者。米脂(陝西(せんせい)省)の人。1628年、陝西地方に大飢饉が起こると反乱に加わってその首領となり、各地を転戦して、1643年には新順王を称し...
リッター【Karl Ritter】
[1779〜1859]ドイツの地理学者。A=フンボルトとともに近代地理学の樹立に貢献し、人文地理学の方法を確立した。著「地理学」(副題、一般比較地理学)。
ルイス【Gilbert Newton Lewis】
[1875〜1946]米国の物理化学者。活動度の概念を導入して、実在溶液を熱力学的に論じる基礎を確立。また、立方体の八つのすみに電子が入る原子模型を提唱し、電子対による化学結合論を展開した。
レスピーギ【Ottorino Respighi】
[1879〜1936]イタリアの作曲家。華麗な管弦楽法により、近代イタリア音楽の方向づけに寄与した。代表作は交響詩三部作「ローマの泉」「ローマの松」「ローマの祭」など。
ろうし【老子】
中国、春秋戦国時代の楚の思想家。姓は李、名は耳(じ)。字(あざな)は伯陽。諡号(しごう)は耼(たん)。儒教の人為的な道徳・学問を否定し、無為自然の道を説いた。現存の「老子」の著者といわれ、周の...