つちだ‐ばくせん【土田麦僊】
[1887〜1936]日本画家。新潟の生まれ。本名、金二。杏村(きょうそん)の兄。京都に出て竹内栖鳳(たけうちせいほう)に師事。大正7年(1918)国画創作協会を同志と結成。西洋近代絵画の影響と...
つむら‐せつこ【津村節子】
[1928〜 ]小説家。福井の生まれ。本姓、吉村。旧姓、北原。吉村昭の妻。「玩具」で芥川賞受賞。自伝的小説、歴史小説、エッセーなど幅広く活躍。「智恵子飛ぶ」で芸術選奨受賞。他に「さい果て」「海鳴...
てい‐れい【丁玲】
[1904〜1986]中国の女流作家。臨澧(りんれい)(湖南省)の人。本名、蒋冰姿(しょうひょうし)。左翼作家連盟に属し、夫の胡也頻刑死後、共産党に入党。解放区で文化宣伝工作に従事。1954年ご...
てらだ‐とらひこ【寺田寅彦】
[1878〜1935]物理学者・随筆家。東京の生まれ。筆名、吉村冬彦・藪柑子(やぶこうじ)など。地球物理学・気象学などを研究。また、夏目漱石に師事し、「ホトトギス」に俳句・写生文を発表。のち、独...
でん‐すてじょ【田捨女】
[1633〜1698]江戸前期の女流俳人。丹波の人。父は郡の代官。北村季吟に和歌・俳諧を学んだ。夫の死後剃髪し、貞閑と名のって参禅。
とがわ‐しゅうこつ【戸川秋骨】
[1871〜1939]英文学者・随筆家。熊本の生まれ。本名、明三。島崎藤村・馬場孤蝶(ばばこちょう)らと交わり、「文学界」の同人となった。著「英文学覚帳」、翻訳「エマーソン論文集」など。
とばり‐こがん【戸張孤雁】
[1882〜1927]彫刻家。東京の生まれ。旧姓、志村。本名、亀吉。叙情味あふれる作品を制作。版画・水彩画でも活躍。
ともの‐かしゅう【友野霞舟】
[1791〜1849]江戸後期の漢詩人。江戸の人。昌平坂(しょうへいざか)学問所教授、甲府徽典館(きてんかん)学頭。字(あざな)は子玉。霞舟は号。野村篁園(こうえん)に学び、昌平坂学問所の関係者...
なかむら‐うたえもん【中村歌右衛門】
歌舞伎俳優。屋号は初世と3世は加賀屋、2世は蛭子(えびす)屋、4世から成駒(なりこま)屋。 (初世)[1714〜1791]金沢の人。医師の子。京坂で敵役の名人となった。 (3世)[1778〜...
なかむら‐かんざぶろう【中村勘三郎】
歌舞伎俳優。 (初世)[1598〜1658]山城の人。屋号、柏屋。寛永元年(1624)江戸中橋に江戸で最初の歌舞伎劇場猿若座を創立、のち中村座と改称。以後代々俳優と座元を継承。猿若勘三郎。 ...