みずはら‐しゅうおうし【水原秋桜子】
[1892〜1981]俳人。東京の生まれ。本名、豊。高浜虚子に師事。俳句雑誌「馬酔木(あしび)」を主宰し、新興俳句を推進。句集「葛飾(かつしか)」「秋苑」「霜林」、評論「現代俳句論」。
むに【牟尼】
《(梵)muniの音写。賢者・聖者の意。寂黙と訳す》 インドで、山林にあって沈黙の行をする人の称。 釈迦(しゃか)の尊称。釈迦牟尼。
もり‐おうがい【森鴎外】
[1862〜1922]小説家・評論家・翻訳家・軍医。島根の生まれ。本名、林太郎。別号、観潮楼主人など。森茉莉の父。陸軍軍医としてドイツに留学。軍医として昇進する一方、翻訳・評論・創作・文芸誌刊...
もり‐みつこ【森光子】
[1920〜2012]女優。京都の生まれ。本名、村上美津。はじめ子役として映画に出演、昭和36年(1961)舞台「放浪記」の主人公林芙美子を演じて話題となる。以降、舞台のほかテレビドラマや映画な...
やなぎや‐こさん【柳家小さん】
落語家。 (3世)[1856〜1930]江戸の人。本名、豊島銀之助。「らくだ」「うどん屋」などの上方落語を東京に移す。夏目漱石が名人と賞賛したことでも有名。 (4世)[1888〜1947]東...
ようかん【永観】
[1032〜1111]平安中期の僧。浄土教の先駆者。法相(ほっそう)・華厳・三論を学んだが、念仏三昧(ざんまい)に転じた。東大寺別当を務めたのち禅林寺に住し、念仏を布教。著「往生拾因」「往生講式...
りゅう‐ひんがん【劉賓雁】
[1925〜2005]中国の小説家・ジャーナリスト。吉林省長春の人。新聞記者としての取材に基づき、1956年、官僚主義批判の「本報内部消息」などを発表。1958年から1978年まで農村などへ追わ...
りゅう‐れい【劉伶】
中国、晋代の文人。沛(はい)(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は伯倫。酒を好み、礼法を蔑視する生活を送った。竹林の七賢の一人。著「酒徳頌」など。生没年未詳。
りん‐け【林家】
林羅山以来、朱子学をもって代々徳川幕府に仕えた林(はやし)家。3代林鳳岡(ほうこう)より大学頭(だいがくのかみ)を世襲した。
ルートウィヒ【Otto Ludwig】
[1813〜1865]ドイツの劇作家・小説家。悲劇的な人間の運命を写実的に描いた。悲劇「世襲山林監督」、小説「天と地の間」、演劇論「シェークスピア研究」など。