てらお‐ひさし【寺尾寿】
[1855〜1923]天文学者。福岡の生まれ。初代の東京天文台長。のち、東京物理学校(現東京理科大学)を創立。
てんじく‐とくべえ【天竺徳兵衛】
江戸初期の商人。播磨(はりま)の人。しばしばインドに渡って貿易に従事。その生涯は歌舞伎・浄瑠璃に劇化されている。著「天竺渡海物語」は当時の貿易事情を知る重要な史料。生没年未詳。
でぐち‐おにさぶろう【出口王仁三郎】
[1871〜1948]宗教家。大本(おおもと)教の確立者。京都の生まれ。名は「わにさぶろう」とも。本名、上田喜三郎。教祖出口ナオの女婿。昭和10年(1935)不敬罪などで投獄され、大本教は結社禁...
デバイ【Peter Joseph Wilhelm Debye】
[1884〜1966]米国の化学者・物理学者。オランダ生まれ。固体の比熱、粉末試料のX線回折、強電解質溶液や有極性分子の研究で有名。1936年、ノーベル化学賞受賞。著「分子分極」。
デモクリトス【Dēmokritos】
[前460ころ〜前370ころ]古代ギリシャの哲学者。師レウキッポスの原子論を体系化して発展させ、原子論的唯物論を確立。自然においては、それ以上不可分な無数の原子の結合と分離によって万物は生成・変...
デュレンマット【Friedrich Dürrenmatt】
[1921〜1990]スイスの劇作家。大胆な形式の風刺喜劇を書き、小説家としても活躍。作「ミシシッピー氏の結婚」「貴婦人故郷に帰る」「物理学者たち」など。
とうけん‐ごんべえ【唐犬権兵衛】
江戸初期の町奴(まちやっこ)。幡随院長兵衛の配下。唐犬を撲殺したことからこの名がある。長兵衛を殺した水野十郎左衛門を待ち伏せして殺し、獄門に処されたというが、半ば伝説的人物。
とうやま‐みつる【頭山満】
[1855〜1944]国家主義者。福岡の生まれ。萩の乱で一時入獄。自由民権運動に参加後、国家主義に転じ、玄洋社を創立。強硬外交と大陸進出を唱え、在野で右翼の中心人物として活躍。
どうはち【道八】
清水焼の陶工、高橋氏代々の名。また、道八が作った焼き物。→仁阿弥道八(にんなみどうはち)
ドップラー【Christian Andreas Doppler】
[1803〜1853]オーストリアの物理学者。ドップラー効果の発見者。