おち‐えつじん【越智越人】
[1656〜1730ころ]江戸中期の俳人。越後の人。名古屋に住んだ。別号、槿花翁(きんかおう)。蕉門十哲の一人で、「更科紀行」に芭蕉と同行、尾張(おわり)の蕉風を開拓した。著「鵲尾冠(しゃくびか...
オレーム【Nicole Oresme】
[1325ころ〜1382]フランスの聖職者・科学者。宗教的著作のほか、地動説や解析幾何学の先駆をなしたとされる。
かいづか‐しげき【貝塚茂樹】
[1904〜1987]中国史学者。東京の生まれ。小川琢治(おがわたくじ)の次男。湯川秀樹の兄。古代中国の甲骨文字や金石文の研究に業績を残した。昭和59年(1984)文化勲章受章。著「京都大学人文...
かのう‐こうきち【狩野亨吉】
[1865〜1942]哲学者・思想家。秋田の生まれ。一高校長。京都大学初代文科大学長。日本の自然科学思想史の開拓者で、安藤昌益らを発掘。
カレル【Alexis Carrel】
[1873〜1944]フランスの外科医・生理学者。1905年、米国へ移住。血管縫合術を完成。臓器移植を研究、組織培養法を確立し、現代の生命観に影響を与えた。1912年ノーベル生理学医学賞受賞。著...
ガリレイ【Galileo Galilei】
[1564〜1642]イタリアの物理学者・天文学者。振り子の等時性、落体の法則などを発見。自作の望遠鏡で天体を観測し、月の凹凸、木星の4個の衛星、太陽黒点などを発見してコペルニクスの地動説を支持...
きた‐もりお【北杜夫】
[1927〜2011]小説家・精神科医。東京の生まれ。本名、斎藤宗吉。斎藤茂吉の次男。「夜と霧の隅で」で芥川賞受賞。船医の体験をユーモラスに描いた「どくとるマンボウ航海記」がベストセラーとなり、...
きはら‐ひとし【木原均】
[1893〜1986]遺伝学者。東京の生まれ。京大教授。イネ科植物の細胞遺伝学を研究し、ゲノム分析によって栽培小麦の祖先を解明。種なしスイカの結実にも成功。また、カラコルム探検隊長としても活躍し...
ギディングズ【Franklin Henry Giddings】
[1855〜1931]米国の社会学者。社会結合の基礎を同類意識に求め、のち、行動心理学によって社会複数行動説を提唱。著「社会学原理」「人間社会の科学的研究」など。
ギャラップ【George Horace Gallup】
[1901〜1984]米国の心理学者・統計学者。社会・政治・経済などの動向予測に科学的なサンプリング法を導入。1935年世論調査所を設立。