あみだ‐ひじり【阿弥陀聖】
空也(くうや)上人の異名。
平安末期から鎌倉期にかけて、阿弥陀仏の名を唱えて、人々を勧化(かんげ)した法師。あみだのひじり。
いち‐の‐ひじり【市の聖】
《町に住んで仏の道を説いたところから》空也(くうや)上人のこと。市の上人。
いなづ‐ぎくう【稲津祇空】
[1663〜1733]江戸中期の俳人。大坂の人。別号、敬雨。江戸に出て其角(きかく)に師事。宗祇(そうぎ)を慕い、祇空と号した。その俳諧は法師風といわれ平明であった。
いぬい‐とみこ
[1924〜2002]児童文学作家。東京の生まれ。本名、乾富子。岩波少年文庫の編集のかたわら創作活動に従事。「うみねこの空」で昭和40年度(1965)野間児童文芸賞受賞。他に「ツグミ」「ながいな...
いのうえ‐しげよし【井上成美】
[1889〜1975]軍人。海軍大将。宮城の生まれ。軍務局長・第四艦隊司令長官・海軍次官などを歴任。日独伊三国同盟に反対、空軍を重視し大艦巨砲主義を批判。
阿川弘之による
の伝記小説。昭和6...
おざき‐ほうさい【尾崎放哉】
[1885〜1926]俳人。鳥取の生まれ。本名、秀雄。波乱に富んだ生活の中で、独自の自由律の句境を確立した。句集「大空(たいくう)」。
おりくち‐しのぶ【折口信夫】
[1887〜1953]国文学者・民俗学者・歌人。大阪の生まれ。号、釈迢空(しゃくちょうくう)。国学院大・慶応大教授。日本文学・古典芸能を民俗学の観点から研究。歌人としても独自の境地をひらいた。歌...
かくた‐みつよ【角田光代】
[1967〜 ]小説家。神奈川の生まれ。読みやすい文体で家族や恋愛をテーマにした作品を発表し、若い女性の支持を得る。「対岸の彼女」で直木賞受賞。他に「まどろむ夜のUFO」「キッドナップ・ツアー」...
グース【Hugo van der Goes】
[1440ころ〜1482]フランドルの画家。深みのある空間表現と人物や草花の写実描写にすぐれ、ブルゴーニュ公家の宮廷で活躍。作「ポルティナリの祭壇画」など。
けいか【恵果】
[746〜805]中国、唐代の僧。京兆府昭応(陝西(せんせい)省)の人。不空三蔵に従って密教を究め、日本では真言宗付法第七祖と仰がれる。空海はその門人。青竜寺和尚。