バンダ【Julien Benda】
[1867〜1956]フランスの哲学者。徹底した合理主義者として、ベルクソン哲学・弁証法・実存主義などを批判した。著「聖職者の背任」。
ピカソ【Pablo Ruiz y Picasso】
[1881〜1973]スペインの画家。主にフランスで活躍。表現主義的象徴性を特色とする青の時代、叙情性を加味したばら色の時代などを経て、ブラックとともにキュビスムを創始。その後も新境地を切り開き...
ひらばやし‐はつのすけ【平林初之輔】
[1892〜1931]文芸評論家。京都の生まれ。「種蒔く人」「文芸戦線」同人。初期プロレタリア文学運動の理論家として活躍したが、のちに同運動の政治主義を批判し論争を引き起こした。著作に「無産階級...
ヒルファーディング【Rudolf Hilferding】
[1877〜1941]ドイツのマルクス主義経済学者・政治家。ドイツ社会民主党の指導者。ナチス政権成立で亡命中捕らえられ、獄死。主著「金融資本論」。
ビアズリー【Aubrey Vincent Beardsley】
[1872〜1898]英国の画家。黒白の対比と流麗な描線で幻想と現実とが交錯した挿絵を描き、英国の世紀末耽美(たんび)主義を代表する人物とされる。挿絵「サロメ」など。
ビクトリア【Victoria】
[1819〜1901]英国女王。在位1837〜1901。1877年からインド女帝を兼任。64年に及ぶ治世の間は、資本主義の発達、全世界にまたがる植民地の獲得などを通して、ビクトリア時代とよばれる...
ビーコ【Giambattista Vico】
[1668〜1744]イタリアの哲学者。デカルトの合理主義を批判し、歴史こそ人間精神を反映する鏡であるとし、歴史主義への道を開いた。著「諸民族の共通性質についての新科学原理」など。ビコ。
ピコ‐デラ‐ミランドラ【Giovanni Pico della Mirandola】
[1463〜1494]イタリアの人文学者・哲学者。中世神学と新プラトン主義との融合を図った。主著「人間の尊厳について」。
ピーク【Wilhelm Pieck】
[1876〜1960]ドイツの政治家。ドイツ共産党創立者の一人。ナチス政権成立後フランス・ソ連に亡命。第二次大戦後、帰国して共産党を再建。1946年、社会主義統一党を創立。49年、ドイツ民主共和...
ふくもと‐かずお【福本和夫】
[1894〜1983]共産主義指導者。鳥取の生まれ。大正13年(1924)山川均の理論を批判し、明確な階級意識を持つ者の集団による前衛党の確立を主張した。