あさの‐そういちろう【浅野総一郎】
[1848〜1930]実業家。富山の生まれ。渋沢栄一の助力を得て官営深川セメント工場の払い下げを受け、浅野セメントを設立。海運・炭鉱・造船など事業を多角化し、浅野財閥を築いた。
えいき【永機】
[1823〜1904]幕末・明治の俳人。姓は穂積。父、6世其角堂鼠肝(きかくどうそかん)のあとを継ぎ、7世其角堂。のち老鼠堂(ろうそどう)と号した。
かどかわ‐げんよし【角川源義】
[1917〜1975]出版人・国文学者・俳人。富山の生まれ。辺見じゅんの父。折口信夫に師事。昭和20年(1945)に角川書店を創業、角川文庫・昭和文学全集などを刊行し成功を収めた。著作に「語り物...
カントル【Georg Cantor】
[1845〜1918]ドイツの数学者。三角関数の級数の研究から出発し、集合論を創始。個数概念の拡張として無限集合の濃度の概念を導入して理論を展開。また、位相学の基礎を築いた。
きかく【其角】
⇒宝井其角(たからいきかく)
げん‐かん【阮咸】
中国、魏晋時代の文人。陳留(河南省)の人。字(あざな)は仲容。阮籍の兄の子に当たる。音楽に通じ琵琶をよくした。竹林の七賢の一人。生没年未詳。
《
が愛用したところから》中国の弦楽器の一。円形...
こんぱる‐ぜんぽう【金春禅鳳】
[1454〜1520ころ]室町後期の能役者・能作者。名は八郎元安。禅鳳は法名。禅竹の孫。金春座大夫として、観世座と対抗。作品に「一角仙人」「嵐山」、理論書に「毛端私珍抄」「反古裏之書」など。
さかもと‐てんざん【坂本天山】
[1745〜1803]江戸中期の砲術家。本名は俊豈(としやす)。信濃高遠(たかとお)藩士。周発台とよばれる砲架を発明して、銃砲戦術論を展開。幕末にヨーロッパの軍隊と互角に戦うことができた唯一の和...
さたけ‐よしみ【佐竹義躬】
[1749〜1800]江戸中期の洋風画家。秋田藩主佐竹氏の一族で角館(かくのだて)城代。小田野直武に西洋画法を学び、花鳥画を多く描いた。
よねざわ‐ほのぶ【米沢穂信】
[1978〜 ]小説家。岐阜の生まれ。平成13年(2001)「氷菓(ひょうか)」で角川学園小説大賞奨励賞を受賞し、小説家デビュー。ミステリー小説を中心に執筆、「折れた竜骨」で日本推理作家協会賞を...