ハリス【Townsend Harris】
[1804〜1878]米国の外交官。日米和親条約の結果、1856年(安政3)初代駐日総領事として下田に赴任。下田条約・日米修好通商条約締結に成功後、公使。62年(文久2)帰国。著「日本滞在記」。
ハルバースタム【David Halberstam】
[1934〜2007]米国のジャーナリスト。ニューヨークタイムズの記者としてベトナム戦争を取材し、1964年ピュリッツァー賞を受賞。その後も綿密な取材とダイナミックな筆致で政府の失策や大企業の内...
はんぜい‐てんのう【反正天皇】
記紀で、第18代の天皇。仁徳天皇の第3皇子。名は多遅比瑞歯別(たじひのみずはわけ)。倭の五王の一人、珍に比定する説がある。
はんだ‐よしゆき【半田義之】
[1911〜1970]小説家。神奈川の生まれ。国鉄に勤めたのち、日本映画の記者となる。戦後は、日本民主主義文学同盟(のちの日本民主主義文学会)の創立に参加。「鶏騒動」で芥川賞受賞。他に「風葬」「...
はん‐ちゅうえん【范仲淹】
[989〜1052]中国、北宋の政治家。蘇州(江蘇省)の人。字(あざな)は希文。諡(おくりな)は文正公。辺境を守って西夏の侵入を防ぎ、その功により参知政事(副宰相)となった。「岳陽楼記」中の「先...
バルト【Roland Barthes】
[1915〜1980]フランスの批評家。構造主義の立場から、文学・言語・芸術など広範な分野で先鋭的な批評活動を展開。著「零度のエクリチュール」「モードの体系」「文学の記号学」。
ひえだ‐の‐あれ【稗田阿礼】
天武天皇の舎人(とねり)。天武天皇の命で帝紀と先代の旧辞(きゅうじ)とを誦習し、和銅4年(711)元明天皇の命で太安万侶(おおのやすまろ)がこれを撰録して古事記が編まれた。生没年未詳。
ひの‐けいぞう【日野啓三】
[1929〜2002]小説家・評論家。読売新聞の記者を経て文筆活動に入る。韓国人女性との結婚をめぐる経緯を描いた「あの夕陽」で芥川賞受賞。他に「抱擁」「砂丘が動くように」「台風の眼」「光」など。...
びだつ‐てんのう【敏達天皇】
[?〜585]記紀で、第30代の天皇。欽明天皇の第2皇子。名は渟中倉太珠敷(ぬなくらのふとたましき)。治世中、仏教受容をめぐって蘇我氏と物部氏が対立を深めたという。訳語田(おさだ)天皇。
ピント【Fernão Mendes Pinto】
[1509ころ〜1583]ポルトガルの旅行家。アジア・アフリカを旅行。種子島に鉄砲を伝えた一行の一人という。著「遍歴記」など。