あかぞめ‐えもん【赤染衛門】
[960ころ〜1040ころ]平安中期の女流歌人。藤原道長の妻倫子(りんし)と上東門院彰子に仕え、のち大江匡衡(おおえのまさひら)と結婚。家集に「赤染衛門集」。
きょう‐まちこ【京マチ子】
[1924〜2019]女優。大阪の生まれ。本名、矢野元子(やのもとこ)。「羅生門」「雨月物語」「地獄門」などの出演作が相次いで国際的な映画賞を受賞。後年は舞台やテレビドラマでも活躍した。
こしきぶ‐の‐ないし【小式部内侍】
[?〜1025]平安中期の女流歌人。父は橘道貞、母は和泉式部。母とともに上東門院彰子に仕えた。26、7歳で死去。歌は後拾遺集・金葉集などに載る。
こにし‐らいざん【小西来山】
[1654〜1716]江戸前期の俳人。大坂の人。通称伊右衛門。別号、十万堂・湛々翁(たんたんおう)など。西山宗因の直門となり談林風の句を作ったが、のち蕉風に近い句境を示した。句文集「今宮草」「津...
こまつ‐どの【小松殿】
京都の大炊門(おおいもん)の北にあった光孝天皇の生誕所。 京都の八条の北、堀川の西にあった平重盛の邸宅。 平重盛の通称。小松の内府。
ごしゃ‐ひでお【五社英雄】
[1929〜1992]映画監督。東京の生まれ。本名、英雄(えいゆう)。テレビドラマ「三匹の侍」でディレクターとしての手腕が認められ、同作品を映画化、監督をつとめる。テレビ・映画ともに多くの時代劇...
ごとう‐こんざん【後藤艮山】
[1659〜1733]江戸中期の医師。江戸の人。名は達。別号は養庵。父の郷里の京都に帰って開業。多くの門人を育て、古医方の祖とされる。当時の医師の常識を破り、僧形をせずに平服をつけた。
ごとば‐てんのう【後鳥羽天皇】
[1180〜1239]第82代天皇。在位1183〜1198。高倉天皇の第4皇子。名は尊成(たかなり)。祖父後白河法皇の院政下、神器継承なしに即位し、譲位後、土御門(つちみかど)・順徳・仲恭(ちゅ...
ごほう【護法】
《(梵)Dharmapāla》6世紀中ごろの南インドの僧。仏教を広めて多くの門下を教育。唯識(ゆいしき)十大論師(ろんじ)の一人。著「成(じょう)唯識論」など。
はやさか‐ふみお【早坂文雄】
[1914〜1955]作曲家。宮城の生まれ。独学で作曲を学ぶ。伊福部昭らと「新音楽連盟」を結成。雅楽を題材とした管弦楽曲「古代の舞曲」でワインガルトナー賞を受賞。「羅生門」「七人の侍」「雨月物語...