うちだ‐ひゃっけん【内田百閒】
[1889〜1971]小説家・随筆家。岡山の生まれ。本名、栄造。別号、百鬼園。夏目漱石に師事し、風刺とユーモアに富む独特な作風を示した。著に小説集「冥途」、随筆集「百鬼園随筆」など。
うちだ‐やすお【内田康夫】
[1934〜2018]推理作家。東京の生まれ。コピーライターを経て作家となる。トラベルミステリー「浅見光彦」シリーズなどで知られる。多くの作品がテレビドラマ化され、人気を博した。他に「岡部警部」...
うちだ‐りょうへい【内田良平】
[1874〜1937]右翼運動指導者。福岡の生まれ。明治34年(1901)黒竜会を創立、大陸進出を唱えた。韓国併合の黒幕として活躍、のちに満蒙(まんもう)独立運動を推進。
うちだ‐ろあん【内田魯庵】
[1868〜1929]文学者。東京の生まれ。本名、貢。別号、不知庵。「罪と罰」「復活」などのロシア文学を翻訳・紹介。社会小説も連作。小説「くれの廿八日」、短編小説集「社会百面相」、文壇回顧録「思...
うちむら‐かんぞう【内村鑑三】
[1861〜1930]無教会派キリスト教伝道者・評論家。江戸の生まれ。一高教授のとき、教育勅語に対する敬礼を拒否して免職となる。日露戦争に際し、非戦論を唱えた。雑誌「聖書之研究」創刊。著「余は如...
うちむら‐ゆうし【内村祐之】
[1897〜1980]精神医学者。東京の生まれ。鑑三の長男。昭和11年(1936)東京帝大教授となり、松沢病院長を兼任。のち国立精神衛生研究所長。また、学生時代は投手として活躍しており、同37年...
うちやま‐かんぞう【内山完造】
[1885〜1959]書店経営者・日中友好運動家。岡山の生まれ。大正初期に上海で書店を開き、魯迅などの中国知識人と親交を結んだ。第二次大戦後は日中親善に尽力。
ウッセイ【Bernardo Alberto Houssay】
⇒ウーサイ
ウッチェロ【Paolo Uccello】
[1397〜1475]フィレンツェの画家。ゴシック様式風の装飾性と、新しい画法だった遠近法を生かし、「サン‐ロマーノの戦い」など騎馬図を多く描いた。
うっち‐おっそう【尉遅乙僧】
中国唐代初期の画家。西域の于闐(うてん)国の人。西域風の人物・花鳥・仏画を得意とし、長安・洛陽の寺院に壁画を描いた。生没年未詳。