コールリッジ【Samuel Taylor Coleridge】
[1772〜1834]英国の詩人・批評家。ワーズワースとともに「叙情民謡集」を著し英国ロマン主義の先駆となった。夢幻的な作風で知られる。詩「老水夫の歌」、評論「文学的自伝」など。
ゴットシェット【Johann Christoph Gottsched】
[1700〜1766]ドイツの評論家。啓蒙主義者として母国語・演劇などの改革に貢献。著「批判的作詩法の試み」。ゴットシェート。
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】
[1867〜1938]小説家・評論家。秋田の生まれ。本名、寅之助。「新小説」を編集し、反自然主義の立場に立つ。小説「ありのすさび」「闇のうつつ」、回想録「明治文壇回顧録」など。
ゴドウィン【Godwin】
(William 〜)[1756〜1836]英国の政治評論家。無政府主義と私有財産否定とを主張した。著「政治的正義」など。 (Mary 〜)[1759〜1797]の妻。旧姓ウルストンクラフ...
ゴンクール【Goncourt】
(Edmond Huot de 〜)[1822〜1896]フランスの小説家。の兄。弟とともに「ジェルミニー・ラセルトゥー」など、自然主義の小説を合作。また、日本の浮世絵の研究・紹介にも努めた...
ゴンパーズ【Samuel Gompers】
[1850〜1924]米国の労働運動指導者。英国生まれ。米国に移民後、1886年、米国労働総同盟(AFL)を結成して初代会長となる。階級協調主義・職能別組合主義を主張した。
ゴーゴリ【Nikolay Vasil'evich Gogol'】
[1809〜1852]ロシアの小説家・劇作家。ロシア写実主義文学の創始者の一人。社会の退廃と人間の卑俗さを、鋭い風刺のうちに悲哀をこめて描いた。小説「外套」「鼻」「死せる魂」、戯曲「検察官」など。
ゴーリキー【Maksim Gor'kiy】
[1868〜1936]ソ連の小説家・劇作家。本名、アレクセイ=マクシーモビチ=ペーシコフ(Aleksey Maksimovich Peshkov)。極貧生活のうちに革命運動に加わり、社会主義リア...
ゴールズワージー【John Galsworthy】
[1867〜1933]英国の小説家・劇作家。自由主義的改良主義の立場から、当時の英国社会の物質主義を批判。1932年ノーベル文学賞受賞。小説「フォーサイト家物語」、戯曲「銀の箱」など。
サイード【Edward William Said】
[1935〜2003]パレスチナ出身の米国の批評家・文学研究者。コロンビア大教授。1978年発表の著作「オリエンタリズム」では、西欧中心の中東・アジア観を指摘・批判した。他に「世界・テキスト・批...