あおき‐まさる【青木正児】
[1887〜1964]中国文学者。山口の生まれ。東北大・京大などで中国文学を講じ、中国の文学・戯曲・書画・飲食・風俗などに関する論考を残す。著書に「支那文学思想史」「支那近世戯曲史」「中華名物考...
いしむら‐けんぎょう【石村検校】
[?〜1642]琵琶法師出身の三味線演奏家。京都の人。三味線組歌本手組の作曲者といわれている。
おぐり‐むしたろう【小栗虫太郎】
[1901〜1946]小説家。東京の生まれ。本名、栄次郎。昭和8年(1933)「新青年」誌に「完全犯罪」が掲載され流行作家となる。衒学(げんがく)趣味の強い推理小説を多く発表した。作「黒死館殺人...
きねや‐かんごろう【杵屋勘五郎】
長唄三味線方。 (3世)[1815ころ〜1877]前名、11世六左衛門。通称、根岸の勘五郎。作曲にすぐれ、音曲の故実にも通じていた。「四季の山姥(やまんば)」「橋弁慶」などを作曲。 (5世)...
きねや‐さきち【杵屋佐吉】
[1884〜1945]長唄三味線方。4世。劇場に出演する一方、お座敷長唄の普及に努めた。また、大三味線や電気三味線を試作。
きねや‐ろくざえもん【杵屋六左衛門】
長唄三味線方・唄方。杵屋宗家。 (別家9世)[?〜1819]三味線方。8世宗家喜三郎の養子で、別家を興す。「小原女」「越後獅子」などを作曲。 (別家10世)[1800〜1858]三味線方。長...
きよもと‐うめきち【清元梅吉】
清元節三味線方。 (2世)[1854〜1911]初世の門弟。江戸の生まれ。立(たて)三味線として活躍。「三千歳」「隅田川」などを作曲。 (3世)[1889〜1966]2世の子。大正11年(1...
とらざわ‐けんぎょう【虎沢検校】
[?〜1654]文禄・慶長(1592〜1615)のころに活躍した三味線の名手。師匠の石村検校から伝えられた三味線組歌の琉球組を発展させて、本手組・破手組(はでぐみ)をつくったといわれる。
モンタギュー【Richard Montague】
[1930〜1971]米国の数学者・論理学者。記号論理学を自然言語の意味論へ応用、モンタギュー文法を構築して形式意味論の創始者となった。
やながわ‐けんぎょう【柳川検校】
[?〜1680]江戸前期の地歌の演奏家・作曲家。柳川流の創始者。大坂の人。地歌三味線の名手として京都で活躍。三味線組歌の破手(はで)組を作曲したといわれる。