さたけ‐よしみ【佐竹義躬】
[1749〜1800]江戸中期の洋風画家。秋田藩主佐竹氏の一族で角館(かくのだて)城代。小田野直武に西洋画法を学び、花鳥画を多く描いた。
さっさ‐なりまさ【佐々成政】
[?〜1588]安土桃山時代の武将。尾張の人。はじめ織田信長に仕え、本能寺の変後、小牧・長久手の戦で豊臣秀吉に対抗。のち秀吉に仕え、肥後の熊本城主となったが、失政をとがめられて切腹。
さとみ‐とん【里見弴】
[1888〜1983]小説家。神奈川の生まれ。本名、山内英夫。有島武郎・生馬の弟。「白樺」の創刊に参加。その思想は小説「多情仏心」にまごころ哲学としてまとめられた。文化勲章受章。他に「善心悪心」...
さなだ‐まさゆき【真田昌幸】
[1547〜1611]安土桃山時代の武将。信濃の人。通称、喜兵衛。上田城主。武田信玄・豊臣秀吉・徳川家康に仕えた。関ヶ原の戦いでは豊臣側に与し、次男幸村とともに徳川秀忠の西上を阻止。西軍敗北後、...
さなだ‐ゆきむら【真田幸村】
[1567〜1615]安土桃山時代の武将。信濃の人。昌幸の次男。本名は信繁。関ヶ原の戦いで西軍に属し、父とともに徳川秀忠の西上を阻止。西軍敗北後、東軍に与した兄信之の取りなしで死罪を免れ、高野山...
さんとう‐きょうでん【山東京伝】
[1761〜1816]江戸後期の戯作者・浮世絵師。江戸の人。本名、岩瀬醒(いわせさむる)。通称、京屋伝蔵。浮世絵を北尾重政に学び、北尾政演(まさのぶ)と名乗る。のち、戯作に筆をふるった。寛政の改...
しが‐きよし【志賀潔】
[1871〜1957]細菌学者。宮城の生まれ。伝染病研究所、北里柴三郎所長のもとで研究。明治31年(1898)志賀菌(志賀赤痢菌)を発見。ドイツに留学してエールリヒのもとで研究し、世界初の結核治...
し‐こうてい【始皇帝】
[前259〜前210]中国、秦の初代皇帝。名は政。前221年、中国を統一して絶対王制を敷いた。郡県制の実施、度量衡・貨幣の統一、焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)による思想統一、万里の長城の修築、阿房...
しさん【子産】
[前585?〜前522]中国、春秋時代の鄭(てい)の宰相。法治主義によって国を治め、中国最初の成文法を作った。外交にも優れ、巧みに大国間の均衡を保ち平和を実現した。 宮城谷昌光の長編歴史小説...
しば‐りょうたろう【司馬遼太郎】
[1923〜1996]小説家。大阪の生まれ。本名、福田定一(ていいち)。戦国時代や幕末などの変革期に題材をとった歴史小説を数多く執筆。広い読者層を得て、昭和を代表する人気作家となった。「梟(ふく...