か‐あん【何晏】
[?〜249]中国、三国時代の魏(ぎ)の学者。字(あざな)は平叔(へいしゅく)。南陽・宛(えん)(河南省)の人。老荘の学を好み、王弼(おうひつ)とともに玄学の風を開いた。明(めい)帝に仕え列侯と...
かいづか‐しげき【貝塚茂樹】
[1904〜1987]中国史学者。東京の生まれ。小川琢治(おがわたくじ)の次男。湯川秀樹の兄。古代中国の甲骨文字や金石文の研究に業績を残した。昭和59年(1984)文化勲章受章。著「京都大学人文...
かいとう‐まつぞう【垣内松三】
[1878〜1952]国文学者・国語教育学者。岐阜の生まれ。国語・国文学の科学的研究を目ざし、欧米の学説を取り入れ、新たな解釈学と形象理論を唱えた。著「国語の力」「形象論序説」など。
かいばら‐えきけん【貝原益軒】
[1630〜1714]江戸前期の儒学者・本草学者。福岡藩士。名は篤信。薬学を学び、朱子学を奉じた。教育・歴史・経済の面にも功績が多い。著「養生訓」「慎思録」「大和本草」など。
かいほう‐じゃくちゅう【海北若冲】
[1675〜1752]江戸中期の国学者。大坂の人。名は千之。契沖の高弟で、師の学問を継承した。著「和訓類林」など。
かいほ‐ぎょそん【海保漁村】
[1798〜1866]江戸後期の儒学者・考証学者。上総(かずさ)の人。名は元備、字(あざな)は純卿など。太田錦城に師事。佐倉藩儒から、のち幕府の医学館の儒学教授。著作に「漁村文話」など。
かいほ‐せいりょう【海保青陵】
[1755〜1817]江戸後期の儒学者・経済学者。江戸の人。諸国を巡り、諸藩・武士の経済立て直しや、商売繁盛の方策を説いた。晩年は京都で開塾。著「稽古談」「万屋談」など。
カイヨワ【Roger Caillois】
[1913〜1978]フランスの社会学者。バタイユやレリスとともに社会学研究会を組織。代表作は、遊びを研究した「遊びと人間」のほか、「人間と聖なるもの」など。
か‐ぎ【賈誼】
[前200〜前168]中国、前漢の学者・政治家。洛陽(河南省)の人。文帝に信任されたが、重臣らの反対にあって長沙王の太傅(たいふ)に左遷された。文章家・思想家としても有名。著「過秦論(かしんろん...
かく‐しゅけい【郭守敬】
[1231〜1316]中国、元の科学者。順徳邢台(河北省)の人。字(あざな)は若思。算術・水利に精通し、各地の水利事業に従事。天文観測器を考案・製作して観測を行い、新暦の編纂に加わり、授時暦を完...