クライン【Felix Klein】
[1849〜1925]ドイツの数学者。幾何学・代数学および数学の歴史的考察、数学教育などにすぐれた功績がある。著「エルランゲンの目録」など。
クラウジウス【Rudolf Julius Emanuel Clausius】
[1822〜1888]ドイツの物理学者。理論物理学を専攻。熱力学の第二法則を定式化し、はじめてエントロピーの概念を確立した。著「熱力学論」など。→熱力学の法則
くらはし‐そうぞう【倉橋惣三】
[1882〜1955]教育者・教育学者。静岡の生まれ。東京女高師教授、付属幼稚園主事。児童心理学を研究し、自由遊びを重視した幼児教育をすすめた。雑誌「幼児の教育」などを編集。戦後、日本保育学会を...
クラプロート【Heinrich Julius Klaproth】
[1783〜1835]ドイツの東洋学者。シベリア・蒙古など各地を調査し、日本語・モンゴル語など東洋諸語の研究や書籍の収集を行った。著「アジア博言集」など。
クラプロート【Martin Heinrich Klaproth】
[1743〜1817]ドイツの化学者。分析方法の改良に貢献。ウラン・ジルコニウム・セリウムを発見した。著「鉱石化学分析法」など。
クラペイロン【Benoît Paul Émile Clapeyron】
[1799〜1864]フランスの物理学者。カルノーの熱機関に関する理論に数学的な裏付けを行い、熱平衡にある物質の二相の関係式を発表。熱力学の先駆者。
クラーク【Colin Grant Clark】
[1905〜1989]英国の経済学者。1941年に「経済的進歩の諸条件」を著し、第一次産業・第二次産業・第三次産業の分類を考案。経済成長とともに第三次産業の経済規模や就業人口が増していくという「...
くりた‐ひろし【栗田寛】
[1835〜1899]幕末・明治期の歴史学者。常陸(ひたち)の人。号は栗里。水戸の彰考館に入り、「大日本史」の編纂(へんさん)に参加。著「荘園考」など。
クリック【Francis Harry Compton Crick】
[1916〜2004]英国の分子生物学者。デオキシリボ核酸(DNA)の二重螺旋(らせん)構造モデルをJ=D=ワトソンと共同で提出。1962年、ワトソン、ウィルキンズとともにノーベル生理学医学賞受賞。
くりやがわ‐はくそん【厨川白村】
[1880〜1923]英文学者・評論家。京大教授。京都の生まれ。本名、辰夫。「近代文学十講」で、西欧の近代文学思潮を体系的に解説。他に「象牙の塔を出て」「近代の恋愛観」など。