おざき‐こうよう【尾崎紅葉】
[1868〜1903]小説家。東京の生まれ。本名、徳太郎。別号、十千万堂(とちまんどう)など。山田美妙らと硯友社を興し、「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」を発刊。泉鏡花・徳田秋声など多くの門人を世...
オルフ【Carl Orff】
[1895〜1982]ドイツの作曲家・教育家。「カルミナ‐ブラーナ」「賢い女」など、劇音楽に多数の作品を残した。音楽教育の分野でも活躍し、教則本「子供のための音楽」全5巻がある。
おわり‐の‐はまぬし【尾張浜主】
平安初期の雅楽家。笛と舞の名手で、大戸清上(おおとのきよがみ)とともに、仁明(にんみょう)天皇の時代の楽制改革の中心人物。遣唐使として渡唐している。生没年未詳。
かんぜ‐かせつ【観世華雪】
[1884〜1959]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。本名、織雄(おりお)。分家の5世銕之丞(てつのじょう)(号、紅雪)の子で、6世を襲名。のち華雪と改名。義兄梅若万三郎らと梅若流を創立した...
かんぜ‐てつのじょう【観世銕之丞】
能楽のシテ方観世流宗家の分家の芸名。14世宗家清親(きよちか)の次男、織部清尚に始まる。代々名手が輩出、5世(紅雪)・6世(華雪)は近代の名人。
くじょう‐かねざね【九条兼実】
[1149〜1207]鎌倉初期の公卿。藤原忠通の子。九条家の祖。法名は円証。源平争乱期に複雑な政治生活を送るが、源頼朝と結び、摂政・関白となった。博学をもって知られ、典礼・和歌・音楽・書に秀でた...
クセナキス【Iannis Xenakis】
[1922〜2001]ギリシャの作曲家。ルーマニア生まれ。レジスタンス運動に参加し、のちパリに亡命。数学を音楽作品に取り入れ、コンピューターを用いた「推計音楽」を提唱、斬新な作品を発表した。建築...
グノー【Charles François Gounod】
[1818〜1893]フランスの作曲家。オペラ・歌曲・宗教音楽にすぐれた作品を残した。作品に、オペラ「ファウスト」、歌曲「アベマリア」など。
グラズノフ【Aleksandr Konstantinovich Glazunov】
[1865〜1936]ロシアの作曲家。国民主義的性格を基調にロシア音楽のアカデミズム発展に貢献。作品に交響詩「ステンカ‐ラージン」、バレエ曲「四季」「ライモンダ」など。
グリルパルツァー【Franz Grillparzer】
[1791〜1872]オーストリアの劇作家。ロマン主義の時代にあって、古典主義への復帰を理想とした。戯曲「サッフォー」「金羊毛皮」、小説「哀れな辻音楽師」など。