アラバル【Fernando Arrabal】
[1932〜 ]スペインの劇作家・小説家。のち、フランスに移住し、フランス語で執筆。自らの劇を「パニック演劇」と呼び、「迷路」「建築家とアッシリアの皇帝」「戴冠式」など、不条理演劇の作品を残した...
アルトー【Antonin Artaud】
[1896〜1948]フランスの詩人・俳優・演出家。バリ島の演劇に霊感を受け、演劇理論書「演劇とその分身」を発表。その理論は1960年代以降の演劇に影響を与えた。
あんどう‐つるお【安藤鶴夫】
[1908〜1969]演劇評論家・小説家。東京の生まれ。本姓、花島。愛称「あんつる」。父は義太夫の8代目竹本都太夫(みやこだゆう)。都新聞(東京新聞の前身)の芸能記者として落語・文楽などの伝統芸...
いいざわ‐ただす【飯沢匡】
[1909〜1994]劇作家。和歌山の生まれ。文化学院卒。本名、伊沢紀(ただす)。社会を風刺した喜劇で活躍。作品に「もう一人のヒト」など。「二号」で岸田演劇賞、「五人のモヨノ」で読売文学賞、「夜...
いけだ‐だいご【池田大伍】
[1885〜1942]劇作家。東京の生まれ。本名、銀次郎。文芸協会などの演劇活動に力を注ぎ、多くの戯曲を書いた。作「名月八幡祭」「西郷と豚姫」など。
いのうえ‐まさお【井上正夫】
[1881〜1950]新派俳優。愛媛の生まれ。本名、小坂勇一。新派の幹部として活躍したが、昭和11年(1936)新派と新劇の中間を行く中間演劇を提唱し、井上演劇道場を作る。芸術院会員。
いはら‐せいせいえん【伊原青々園】
[1870〜1941]劇評家・小説家。本名、敏郎。島根の生まれ。演劇史の研究に努め、「日本演劇史」「近世日本演劇史」「明治演劇史」の三部作を完成。
いび‐けいこ【伊比恵子】
[1967〜 ]映画監督。新潟の生まれ。大学在学中にミス日本グランプリを受賞。のちに渡米してニューヨークで映画を学び、老人たちが演劇に挑戦する姿を描いたドキュメンタリー作品「ザ・パーソナルズ 黄...
イプセン【Henrik Ibsen】
[1828〜1906]ノルウェーの劇作家。思想劇・社会劇などにより、近代演劇の祖とされる。作「ブラン」「ペール=ギュント」「人形の家」「民衆の敵」「野鴨」など。
イヨネスコ【Eugène Ionesco】
[1912〜1994]フランスの劇作家。ルーマニア生まれ。「禿の女歌手」「授業」「椅子」などで、アンチテアトル(反演劇)の代表者となった。ほかに「犀」「瀕死の王」など。