うえだ‐かずお【植田和男】
[1951〜 ]経済学者・銀行家。静岡の生まれ。マクロ経済学や金融論を研究。日本銀行政策委員会の審議委員などを経て、令和5年(2023)日本銀行総裁に就任した。
オルコック【Sir Rutherford Alcock】
[1809〜1897]英国の外交官。中国滞在ののち、安政6年(1859)駐日総領事として赴任、のち公使。通商の拡大を目ざして強硬な政策を推進したが、下関砲撃事件後、本国に召還された。著「大君の都」。
かいほ‐せいりょう【海保青陵】
[1755〜1817]江戸後期の儒学者・経済学者。江戸の人。諸国を巡り、諸藩・武士の経済立て直しや、商売繁盛の方策を説いた。晩年は京都で開塾。著「稽古談」「万屋談」など。
カブール【Camillo Benso conte di Cavour】
[1810〜1861]イタリアの政治家。サルデーニャ王国の首相としてクリミア戦争に参加、ナポレオン3世との密約など、巧みな外交政策と、共和主義的なガリバルディらの運動の懐柔によってイタリア統一を...
かわしま‐よしこ【川島芳子】
[1907〜1948]満蒙の独立運動家。清朝王族の粛親王の第14王女。大正2年(1913)、川島浪速(なにわ)の養女となり来日。昭和の初め、清朝の再興を画策し上海に渡り、日本軍の工作員として諜報...
かん‐ちゅう【管仲】
[?〜前645]中国、春秋時代の斉の政治家。河南の人。名は夷吾(いご)。鮑叔牙(ほうしゅくが)の推薦で斉の桓公の宰相となり、富国強兵策をとってその覇業を助けた。管子(かんし)。→管鮑(かんぽう)...
ギゾー【François Pierre Guillaume Guizot】
[1787〜1874]フランスの歴史家・政治家。研究生活から政界に入り、内相・首相をつとめたが、反動策をとって1848年二月革命を招き、イギリスに亡命。著「イギリス革命史」「ヨーロッパ文明史」など。
ダレス【John Foster Dulles】
[1888〜1959]米国の政治家。1950年にトルーマン大統領のもとで国務省顧問となり対日講和条約の締結に尽力。53年、アイゼンハワー大統領時代に国務長官となり、反共産主義政策を積極的に推進した。
ちょう‐ぎ【張儀】
[?〜前310]中国、戦国時代の縦横家。魏(河南省)の人。秦の恵王に仕え、燕(えん)・趙(ちょう)など六国(りっこく)に遊説して、秦を中心とする連衡策によって蘇秦(そしん)の合従(がっしょう)策...
やすい‐そっけん【安井息軒】
[1799〜1876]江戸末期の儒学者。日向(ひゅうが)の人。名は衡。字(あざな)は仲平。飫肥(おび)藩校の助教、のち、昌平坂学問所教授。考証にすぐれたが、海防・軍備などの政策も論じた。著「左伝...