エードリアン【Edgar Douglas Adrian】
[1889〜1977]英国の生理学者。神経伝導の悉無律(しつむりつ)を研究。神経細胞の機能に関する発見により、1932年、シェリントンとともにノーベル生理学医学賞受賞。
ガードン【John Bertrand Gurdon】
[1933〜 ]英国の生物学者。1962年、オタマジャクシの細胞の核を、事前に核を除いた未受精卵に移植することでカエルのクローンを作製、世界初の体細胞クローン作製を成功させた。ウルフ賞・ラスカー...
きはら‐ひとし【木原均】
[1893〜1986]遺伝学者。東京の生まれ。京大教授。イネ科植物の細胞遺伝学を研究し、ゲノム分析によって栽培小麦の祖先を解明。種なしスイカの結実にも成功。また、カラコルム探検隊長としても活躍し...
くわだ‐よしなり【桑田義備】
[1882〜1981]植物学者。大阪の生まれ。京大教授。欧米に留学。染色体や細胞核の分裂を研究し、細胞学の発展に貢献。文化勲章受章。著「染色体の構造」「細胞核の分裂」。
コッセル【Albrecht Kossel】
[1853〜1927]ドイツの生物学者。初め医学を学び、のちに細胞核の生化学的研究の先駆者となった。核酸の化学的組成、たんぱく質の構成などの研究で有名。1910年、ノーベル生理学医学賞受賞。
ゴルジ【Camillo Golgi】
[1843〜1926]イタリアの解剖学者・病理学者。神経解剖学を研究。神経組織の染色法を発明して、ゴルジ細胞(神経膠(こう)細胞)・ゴルジ体などを発見。神経組織の微細構造を解明した。1906年、...
シュトラスブルガー【Eduard Strasburger】
[1844〜1912]ドイツの植物学者。ポーランドの生まれ。植物の受精・生殖器官・細胞分裂に関する研究に功績。著「受精及び細胞分裂」。
シュライデン【Matthias Jakob Schleiden】
[1804〜1881]ドイツの植物学者。シュワンと協力して、生物の細胞説を提唱した先駆者。著「科学的植物学」。
シュワン【Theodor Schwann】
[1810〜1882]ドイツの動物生理学者。胃液のペプシン、神経のシュワン鞘(しょう)を発見。また、生物体の構造ではシュライデンとともに細胞説を提唱。
アリソン【James Patrick Allison】
[1948〜]米国の免疫学者。T細胞の表面にあるCTLA-4という分子が免疫の働きを抑制していることを発見。この作用を阻害することで、がん細胞に対する免疫応答を高める抗体の開発に成功した。201...