ラカン【Jacques Lacan】
[1901〜1981]フランスの精神分析学者。1964年にパリ‐フロイト学派を創設。論集「エクリ」によって構造主義の代表的理論家とされ、哲学・言語学・文学などに多くの影響を与えた。
ラクスネス【Halldór Kiljan Laxness】
[1902〜1998]アイスランドの小説家。カトリシズムを経て社会主義作家となった。1955年ノーベル文学賞受賞。作「サルカ=バルカ」「独立の民」など。
ラスキ【Harold Joseph Laski】
[1893〜1950]英国の政治学者。ロンドン大学教授。労働党の執行委員長を長く務め、同党左派の理論的指導者。初期は多元的国家論を、晩年には計画的民主主義を唱えた。著「政治学大綱」「近代国家にお...
ラッサール【Ferdinand Lassalle】
[1825〜1864]ドイツの社会主義者。国家の援助のもとでの生産者協同組合の設立と普通選挙権の獲得を主張。1863年、全ドイツ労働者同盟を設立。恋愛事件で決闘して死去。著「労働者綱領」など。ラ...
ラディゲ【Raymond Radiguet】
[1903〜1923]フランスの小説家。フランス心理主義小説の伝統を現代に生かし、簡潔な文体で恋愛心理を描いた。作「肉体の悪魔」「ドルジェル伯の舞踏会」など。
ラドクリフ‐ブラウン【Alfred Reginald Radcliffe-Brown】
[1881〜1955]英国の社会人類学者。人類学にデュルケーム社会学の方法論を導入、アンダマン諸島などの調査・研究を通じて、機能主義的社会人類学を創始した。著「アンダマン島民」など。
ラフマニノフ【Sergey Vasil'evich Rakhmaninov】
[1873〜1943]ロシアの作曲家・ピアノ奏者。ロシア革命を避けて米国に亡命。ロマン主義に貫かれた曲を書いた。作品に、4曲の「ピアノ協奏曲」など。
ラムネ【Félicité Robert de Lamennais】
[1782〜1854]フランスのカトリック思想家。初めは教皇至上主義の司祭であったが、のちに時の教皇と対立して破門され、以後はキリスト教社会主義を唱えた。著「宗教無関心論」「信者の言葉」など。
リープクネヒト【Liebknecht】
(Wilhelm 〜)[1826〜1900]ドイツの社会主義者。スイス、次いでロンドンに亡命してマルクスに師事。1869年、ベーベルとともに社会民主労働者党を結成。1875年、ラッサール派と合...
リーマン【Georg Friedrich Bernhard Riemann】
[1826〜1866]ドイツの数学者。多様体とその曲率を定義して、リーマン幾何学を創始。複素関数論・アーベル関数論などでも多くの業績を残した。