ウルグ‐ベグ【Ulugh Beg】
[1394〜1449]チムール帝国第4代の君主。チムールの孫。在位1447〜1449。学芸を愛好し、王子時代からサマルカンドに学校・天文台を建設、みずからも「天文表」を編纂(へんさん)。
ウンガレッティ【Giuseppe Ungaretti】
[1888〜1970]イタリアの詩人。エジプトの生まれ。純粋詩から出発。第一次大戦後に、エルメティズモの代表的詩人となる。作「埋もれた港」「喜び」「時の感覚」「約束の地」、全詩集「ある男の生涯」など。
エイゼンシュテイン【Sergey Mikhaylovich Eyzenshteyn】
[1898〜1948]ソ連の映画監督。モンタージュ理論などの提唱と実践を通じて、世界の映画界に大きな影響を与えた。代表作は「戦艦ポチョムキン」「イワン雷帝」など。
くろき‐かんぞう【黒木勘蔵】
[1882〜1930]浄瑠璃研究家。長野の生まれ。「近世邦楽年表」を編纂(へんさん)。著「近世演劇考説」「浄瑠璃史」など。
くろさわ‐きよし【黒沢清】
[1955〜 ]映画監督。兵庫の生まれ。成人映画「神田川淫乱戦争」を監督し、商業映画デビュー。サスペンス、ホラー映画を中心に意欲的な問題作を発表、世界的に注目される。代表作は、猟奇殺人事件を扱っ...
そうま‐ぎょふう【相馬御風】
[1883〜1950]評論家・詩人・歌人。新潟の生まれ。本名、昌治。「早稲田文学」の編集に参加、また三木露風・野口雨情らと早稲田詩社を興し、自然主義の立場から評論・口語自由詩を発表。晩年は良寛の...
その‐まさぞう【園正造】
[1886〜1969]数学者。京都の生まれ。京大教授。群論の研究に始まり、論文「合同について」「イデアルの分解について」を発表。後年、「市場均衡の安定条件」などを発表し経済学にも寄与。
ソルジェニーツィン【Aleksandr Isaevich Solzhenitsïn】
[1918〜2008]ソ連・ロシアの小説家。スターリニズムおよびソビエト政府に批判的な作品を発表。1970年ノーベル文学賞受賞。1974年に国外追放されたが、1994年帰国。作「イワン=デニーソ...
ゾラ【Émile Zola】
[1840〜1902]フランスの小説家。「実験小説論」を著し、自然主義文学の方法を唱道。その実践として「居酒屋」「ナナ」「大地」などの作品を含む「ルーゴン‐マッカール叢書」20巻を発表した。後年...
テルボルフ【Gerard Terborch/Gerard Ter Borch】
[1617〜1681]オランダの画家。肖像画や風俗画にすぐれ、特にしっとりと輝く絹などの光沢を強調する表現は有名。代表作「ミュンステルの講和」。