あべ‐よししげ【安倍能成】
[1883〜1966]哲学者・教育家・評論家。愛媛の生まれ。夏目漱石の門下。一高校長。第二次大戦後、文部大臣、学習院院長を歴任。著「カントの実践哲学」「西洋近世哲学史」など。
いとう‐きよし【伊藤清】
[1915〜2008]数学者。三重の生まれ。京大・学習院大教授。京大数理解析研究所所長を務めた。確率過程を研究。予測が難しい微粒子の動きを表す「伊藤の公式」とよばれる確率微分方程式は、金融工学に...
いやなが‐しょうきち【弥永昌吉】
[1906〜2006]数学者。東京の生まれ。東大・学習院大学教授。整数論・代数学・幾何学を研究。日仏文化交流や平和運動にも積極的に関わる。著作に「幾何学序説」など。
おおが‐たけお【相賀武夫】
[1897〜1938]出版業者。岡山の生まれ。大正11年(1922)小学館を創業、学年別学習雑誌「小学五年生」「小学六年生」を創刊。また大正15年(1926)、小学館から娯楽誌部門を独立させ、集...
このえ‐あつまろ【近衛篤麿】
[1863〜1904]政治家。京都の生まれ。日清同盟を唱えて東亜同文会・国民同盟会を組織。また、対露同志会を結成して対露強硬政策を主張。学習院院長・貴族院議長・枢密顧問官を歴任。
たき‐しゅうぞう【高城修三】
[1947〜 ]小説家。香川の生まれ。本名、若狭雅信。出版社勤務ののち、学習塾経営のかたわら小説を発表。「榧(かや)の木祭り」で芥川賞受賞。他に「約束の地」「糺(ただす)の森」など。
にんこう‐てんのう【仁孝天皇】
[1800〜1846]第120代天皇。在位1817〜1846。光格天皇の第6皇子。名は恵仁(あやひと)。父天皇の遺志を継いで、堂上子弟のために学舎(のちの学習院)建設を命じた。
のぎ‐まれすけ【乃木希典】
[1849〜1912]軍人。陸軍大将。長州藩出身。西南戦争・日清戦争に出征。日露戦争では第三軍司令官として旅順を攻略。のち、学習院院長。明治天皇の死に際し、妻とともに殉死。
ふくい‐きゅうぞう【福井久蔵】
[1867〜1951]国文学者。兵庫の生まれ。学習院大教授。和歌・連歌の研究および国語学の史的研究に業績を残した。著「連歌の史的研究」「大日本歌書綜覧」など。
みやはら‐あきお【宮原昭夫】
[1932〜 ]小説家。神奈川の生まれ。予備校・学習塾の講師を経たのち、創作の道に入る。「誰かが触った」で芥川賞受賞。社会性の高い作風で知られるが、ユーモア小説も手がける。他に「石のニンフ達」「...