あくまで/頑として の解説 - 小学館 類語例解辞典

あくまで/頑として の共通する意味

現在の決意を途中で曲げたり変更したりせず固持するさま。

英語表現 persistently

国語辞書で調べる あくまで 頑として

あくまで/頑として の使い方

あくまで 【副】
▽その計画にはあくまで反対である ▽自説をあくまで譲らない
頑として
▽頑として態度を変えない ▽妹は頑として両親の説得を聞かない

あくまで/頑として の使い分け

「あくまで」は、「あくまでも」の形でも使われる。「あくまで(も)」は、自分の主張を貫徹する強い意志を表わす。したがって、初志を曲げずある目的に向かって突き進む行為と結びつく。また、「一日はだれにとっても二十四時間で、あくまでも平等なものだ」というように、どんなに否定しようがやはりの意で用いられることもあり、この用法も話者の主張の強さを表わすものと考えられる。
「頑として」は、周囲がどんなに反対しようが、当人が全然決意を曲げない、あるいは態度を変えないという状態を強調する語。はたから見て頑固なまでに、という意味合いが含まれ、あまり良い意味で使われないことが多い。また、通常「頑として…ない」の形で使われるため、「彼は頑として初志を貫くつもりだ」のような言い方は不自然である。

あくまで/頑として の類語対比表

主張を…変えない私は…抵抗するつもりだ彼は皆の意見に…耳を傾けようとしない
あくまで
頑として

カテゴリ

#人間の性質#意志

あくまで/頑として の類語 - 日本語ワードネット

頑として の類語

頑固な反動的な方法で の意

かたさがある の意

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