巻き添え/とばっちり/そばづえ/累 の解説 - 小学館 類語例解辞典

巻き添え/とばっちり/そばづえ/累 の共通する意味

他人の引き起こしたことから迷惑や損害をこうむること。

英語表現 involvement

国語辞書で調べる 巻き添え とばっちり そばづえ

巻き添え/とばっちり/そばづえ/累 の使い方

巻き添え
▽飛び下り自殺の巻き添えをくって何人かの通行人が大けがをした ▽子どもを巻き添えにする
とばっちり
▽追突事故のとばっちりで二時間も足どめをくった ▽しかられた弟のとばっちりをくってぼくまでしかられた
そばづえ
▽他人のけんかのそばづえを食う
▽事業の失敗で親類にまで累が及んだ

巻き添え/とばっちり/そばづえ/累 の使い分け

「巻き添え」「とばっちり」は、どちらもたまたま近くにいて迷惑や被害を受ける場合の表現だが、「巻き添え」には「…を巻き添えにする」のように、他人をひきずりこむ言い方もできる。「とばっちり」は、受ける側からしかいわない。
「とばっちり」は、水などのしぶきの意の「とばしり」の変化。
「そばづえ」は、他の人が打ち合いをしている杖(つえ)が自分に当たることが、もとの意味。「側杖」「傍杖」とも書く。
「累」は、かかわりあい、の意味。

巻き添え/とばっちり/そばづえ/累 の関連語

後腐れ
物事が片付かないでわずらわしいことが残ること。「後腐れないように手続きをちゃんとして別れる」

カテゴリ

#物の動き#接触