せがむ の類語・言い換え
ブックマークへ登録せびる/ねだる/せがむ の使い分け
- 1
- 「せびる」は、相手とのかかわりをいいことに、金銭などを無理に要求して手に入れる意。「ねだる」「せがむ」と違って、「せびる」主体は、親密な関係にある者でなくても、些細(ささい)なかかわりのある者でもよい。
- 2
- 「ねだる」は、相手の好意や愛情に甘えて、何かを要求する意。そうした甘えの感情が成り立つような親密な関係(多くは肉親の場合)でないと、「ねだる」ということはできない。
- 3
- 「せがむ」は、親しい目上の人に何かをしてもらったり、何かをくれるように要求したりする意。「ねだる」と同様、親密でない相手に対してはできない。また、「ねだる」と違い、必ずしも物をほしがる意に限定されず、好意を要求するような場合にも用いる。たとえば「外に出してくれとせがんだ」とはいえるが、「外に出してくれとねだった」は不自然であるといえる。
- 4
- 「せがむ」「ねだる」は、要求するという意にとどまるが、「せびる」は、要求して手に入れるという意である。したがって、「小遣いをせがんだが(ねだったが)くれなかった」とはいえるが、「小遣いをせびったがくれなかった」というような言い方は成り立たない。
せびる/ねだる/せがむ の関連語
- 無心する
- 遠慮なく金品などをねだること。「金の無心に来る」
せびる/ねだる/せがむ の類語対比表
小遣いを… | 用心棒が酒手を… | カチカチ山の話をしてくれと… | 子供に…れて仕方なく出かける | |
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せびる | ○ | ○ | - | -ら- |
ねだる | ○ | △ | ○ | -ら- |
せがむ | ○ | - | ○ | -ま○ |
参照
無心⇒無我/無私/無心
カテゴリ
#人間の性質#希望・願望・欲望