あずまげた【吾妻下駄】
台に畳表を張った樫 (かし) の薄歯の女性用の下駄。江戸初期に吾妻という遊女が履いたので名づけられたという。
あずまコート【吾妻コート】
被布襟 (ひふえり) で、長さが裾まである、女性の和服用コート。明治の中ごろ、東京から流行した。
あずまごと【東琴】
和琴 (わごん) の異称。
あずまことば【東言葉】
東国地方の言葉。関東方言。
あずまざさ【東笹】
イネ科の植物。本州の中北部の山野に生える。高さ約2メートル。葉は3〜5枚つく。
あずまじ【東路】
京都から東国へ行く道。東海道・東山道をさす。また、一般に東国地方。
あずましょうじ【東障子】
1 障子紙の代わりにガラスをはめた障子。 2 縦の組子を密にした障子。
あずまじょうるり【吾妻浄瑠璃】
1 ⇒江戸浄瑠璃 2 常磐津節 (ときわずぶし) の分派として寛政年間(1789〜1801)に始まる吾妻国太夫 (あずまくにだゆう) 派の浄瑠璃。
あずまそだち【東育ち】
東国地方、特に江戸で育つこと。また、その人。「品やさしきはおのづから、—の隅田川」〈人・梅児誉美・三〉
あずまっこ【東っ子】
東国の男子。江戸っ子。江戸の町人が自負していう語。「これんばかしもいざあ言ったことのねえ—だ」〈滑・浮世風呂・前〉