い‐ぜん【以前／^×已前】

の解説

1. １ その時よりも前。「一二時—に到着する」⇔以後。

1. ２ 今より前の時点。現在から見て近い過去。副詞的にも用いる。「—と違って今では」「—会ったことがある」

1. ３ ある状態に達する前の段階。「結婚—の住所」「能力—の問題だ」

[補説]「以」は基準となる数値を含むのが普通であるが、例えば「明治以前」というときに、明治時代を除いて、その前をさす場合もある。

類語

• 前前(まえまえ)
• かつて(かつて)

関連語

• かねて
• かねがね

い‐ぜん【依然】

の解説

［ト・タル］［文］［形動タリ］もとのままであるさま。前のとおりであるさま。語幹だけで副詞的にも用いる。「—として不景気だ」「旧態—たる生活」「台風は—南方洋上にいすわっている」

い‐ぜん【^×怡然】

の解説

［ト・タル］［文］［形動タリ］喜び、楽しむさま。

• 「君は—として楽んで居る乎 (か) 」〈紅葉・金色夜叉〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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