おもてうた【面歌】
面目をほどこすような歌。すぐれた和歌。代表的な歌。「御詠の中にはいづれをかすぐれたりとおぼす。…是をなん身にとりては—と思ひ給ふる」〈無名抄〉
おもてうら【表裏】
1 表と裏。 2 人目に立つ態度と、心のうち。「—のない人物」
おもておこし【面起こし】
面目をほどこすこと。名誉を回復すること。おもてだて。「何事にもはかばかしからぬみづからの—になむ」〈源・賢木〉
おもてかいどう【表街道】
1 正式の街道。本街道。⇔裏街道。 2 まともで正しい人生、また、人の目に立つ華やかな経歴のたとえ。⇔裏街道。
おもてがえ【表替え】
畳表を新しくすること。
おもてがき【表書(き)】
封書・小包・文書などの表に、住所・氏名などを書くこと。また、その文字。上書き。
おもてかた【表方】
劇場で、営業・会計・観客係などの事務系統の人。→裏方
おもてがた【面形】
仮面。めん。「—を取りのけては人もぞ見知る」〈今昔・二八・三五〉
おもてがまえ【表構え】
外側から見た、家屋・塀・門扉などの造り。「—のりっぱな家」
おもてがろう【表家老】
江戸時代、大名家などで表向きの政務に携わった家老。⇔奥家老。