影を搏つ
《「管子」兵法から》物の影を打つ意で、手ごたえのないこと、また、できないことのたとえ。
影を畏れ迹を悪む
《影から逃れようとして走りつづけたり、足跡をつけまいとして足を上げ下げしつづけたりしていた人が、ついに死んでしまったという「荘子」漁父の故事から》自分で悩みごとを作り、心の平静を得られないことのたとえ。
影を落とす
1 光がさす。「夕日が—・している」 2 光のくる向きと反対側に影を映す。「湖面に雲が—・す」 3 影響を与える。「後世の芸術作品に—・す」「つらい体験が心に—・す」
影を潜める
表だったところから姿を隠す。表面に出なくなる。「露骨な客引きは—・めた」
翳がある
表に現れてはいないが、陰気な感じがする。「笑顔だがどことなく—・る」→陰 (かげ) 5