こうきょうしん【公共心】
公共のためを思う心。社会一般の利益を図ろうとする精神。「—を養う」
こうきょうせい【公共性】
広く社会一般の利害にかかわる性質。また、その度合い。「—の高い鉄道事業」
こうきょうだんたい【公共団体】
国の監督のもとに公共的な目的を遂行するための団体。地方公共団体・公共組合・営造物法人の3種がある。公法人。
こうきょうとうし【公共投資】
政府部門による投資。国の一般会計、地方公共団体の普通会計、特別会計のうちの非収益的事業にかかわる行政投資と、地方公営企業などや国・地方公共団体の収益的事業にかかわる産業投資とがある。狭義には前者のみをいうこともある。
こうきょうのふくし【公共の福祉】
社会全体に共通する幸福・利益。基本的人権と矛盾することがあり、その調和が問題とされる。
こうきょうほうそう【公共放送】
営利を目的とせず、公共的な事業体によって行われる放送。受信料を主な財源として経営される。NHK(日本放送協会)やBBC(英国放送協会)など。→国営放送 →民間放送
こうきょうようざいさん【公共用財産】
国が直接公共の用に供し、または供するものと決定した財産。国有財産のうちの行政財産に属し、道路・河川・海浜地・公園などをいう。
こうきょうようぶつ【公共用物】
公物のうち、道路・河川・港湾・公園などのように、直接一般公衆の共同使用に供されるもの。→公用物
こうきょうりょうきん【公共料金】
政府または地方公共団体によって規制されている、公益性の高いサービスの料金。鉄道・バス・タクシーなどの運賃、郵便・電気・ガス・水道・電話などの料金。
こうきょうサービスかいかくほう【公共サービス改革法】
《「競争の導入による公共サービスの改革に関する法律」の略称》国や地方公共団体が行う公共サービスの質の向上・経費削減を図るため、民間委託の促進について定めた法律。平成18年(2006)制定。公共サービス改革の基本理念、官民競争入札・民間競争入札の手続き、民間業者による公共サービスの実施などについて規定している。市場化テスト法。→市場化テスト