せいむかん【政務官】
1 国務大臣を補佐し、国会との交渉や政策の企画などの政務を担当する特別職の国家公務員。旧制の政務次官や参与官など。 2 「大臣政務官」の略。
せいむじかん【政務次官】
各省および国務大臣を長とする庁に置かれ、大臣を助け、政策や企画に参画し、政務を処理し、大臣不在の場合にその職務を代行する特別職の国家公務員。平成13年(2001)に廃止され、代わって副大臣、政務官が置かれた。→事務次官
せいむちょうさひ【政務調査費】
調査研究の経費として地方議会の議員に支給された費用。平成12年(2000)導入。平成24年(2012)地方自治法改正に伴い政務活動費に名称変更。政調費。 [補説]使途を公開する自治体は少なく、不適切な使途などが問題となった。
せいむさんやく【政務三役】
各省の大臣・副大臣・政務官のこと。大臣は民間人が任命される場合があるが、副大臣・政務官は慣例的に国会議員が任命される。 [補説]平成21年(2009)9月〜平成24年(2012)12月の民主党政権下では、事務次官会議に代えて政務三役会議が導入された。
せいむちょうさかい【政務調査会】
政策部会の自由民主党での呼称。政策や法案の立案・作成を行う党内機関。政調。 [補説]平成21年(2009)8月まで長期政権を維持してきた自民党は、政府が国会に提出する法案を政務調査会が事前に審査する制度を採用していたため、政務調査会は地方や業界などの要望を政策に反映させる役割を果たした一方、政策決定に深く関与し、族議員を生む温床となったとの指摘もある。
せいむかつどうひ【政務活動費】
地方議会の議員が行う調査研究その他の活動に必要な経費の一部として支給される費用。平成24年(2012)の地方自治法改正により、それまでの政務調査費から名称が変更され、使途が拡大された。政活費。