にんじょうざた【刃傷沙汰】
刃物で人を傷つけるような争いや、騒ぎ。「—に及ぶ」「—になる」
にんじょうばなし【人情話/人情噺/人情咄】
落語で、世情・人情を主な題材としたもの。「芝浜」「文七元結」など。
にんじょうぼん【人情本】
江戸後期から明治初期まで行われた小説の一種。洒落本のあとを受けたもので、町人の恋愛・人情の葛藤などを描く。為永春水の「春色梅児誉美」などが代表作。中本 (ちゅうぼん) 。泣き本。
にんじょうみ【人情味】
人間らしい心のあたたかみ。情味。「—あふれる話」
にんじょうずもう【人情相撲】
対戦相手の苦しい事情を推察して、わざと負けてやること。一人八百長 (やおちょう) 。
にんじょうか【人情家】
人情に厚い人。あたたかい心をもつ人。