はさみしょうぎ【挟み将棋】
将棋の駒を用いる遊びの一。双方、将棋盤面の最下段に九つの駒を並べ、これを交互に縦または横に動かし、敵の駒を前後左右から挟んで取る。早く敵の駒を取り尽くしたほうを勝ちとする。
はさみだけ【挟み竹】
1 一端を割って物を挟むようにした竹。 2 衣類を2枚の板で上下から覆い、それをさらに竹で挟んで従者に担い持たせたもの。のちの挟み箱。 3 書物などの間に挟んで、目印とした竹。夾算 (きょうさん) の類。
はさみばこ【挟み箱】
武家が公用で外出する際、供の者にかつがせる物品箱。長方形の箱の両側に環がついていて、それにかつぎ棒を通したもの。
はさみばし【挟み箸】
「箸渡し2」に同じ。
はさみむし【鋏虫/蠼螋】
1 ハサミムシ目オオハサミムシ科の昆虫。ごみの下などにみられ、体長約2センチで黒褐色。翅 (はね) はない。尾端にはさみをもち、雄では左右不相称。 2 ハサミムシ目の昆虫の総称。ハサミムシ・オオハサミムシ・クギヌキハサミムシなどが含まれ、体は細長く、扁平。尾端に突起の変化したはさみがある。革翅 (かくし) 類。《季 夏》
はさみむすび【挟み結び】
女帯の結び方の一。締めた帯の端を結ばずに折り込んでおくもの。挟み帯。差し込み帯。突っ込み帯。
はさみもの【挟み物】
板・扇・紙などを竹の串に挟んで騎射 (うまゆみ) の的としたもの。