鼻であしらう
相手の言葉にとりあおうとせず、冷淡に扱う。鼻先であしらう。「忠告したが—・われる」
鼻で笑う
相手を見下してあざけり笑う。鼻先でふんと笑う。
鼻に当てる
自慢する。鼻にかける。「よき知音 (ちいん) つきたる事を—・て」〈色道大鏡・四〉
鼻に掛ける
自慢する。得意がる。「成績がいいのを—・ける」
鼻に付く
1 においが鼻につきまとう。「香料が—・いて食べられない」 2 飽きて嫌になる。また、人の振る舞いなどがうっとうしく感じられる。「きざな話し方が—・く」
鼻も動かさず
顔色も変えないでぬけぬけとしらを切るさま。「—◦ずうそいへば」〈浮・織留・六〉
鼻を明かす
出し抜いてあっと言わせる。「仲間の—・してやりたい」
鼻を打つ
強いにおいが鼻を刺激する。鼻を突く。「消毒臭が—・つ」
鼻を折る
おごる心をくじく。得意がっている者をへこませて、恥をかかせる。「高慢ちきの—・る」
鼻を欠く
ひどく損をする。多くのものを失う。「信頼は一日の軍に—・きけれ」〈古活字本平治・中〉