負薪の資
《「後漢書」袁紹伝から》いやしい生まれつき。劣った資質。
不審を抱く
疑いの念を抱く。「挙動に—・く」
不審を打つ
疑いを示す。疑わしい点をはっきりさせようとする。不審を立てる。「『大変帰りが遅いようじゃないか』…とうとう叔母がこんな—・ち始めた」〈谷崎・続悪魔〉
不審を立てる
「不審を打つ」に同じ。「良人の—・つれば、何うも心悪う御座んすからとて」〈一葉・われから〉
ふしんかた【普請方】
江戸幕府の職名。普請奉行支配下にある下奉行の指揮に従い、工事作業の現場に臨んだ。
ふしんがみ【不審紙】
書物の中の不審な所に、しるしとしてつける紙。付け紙。付箋 (ふせん) 。
ふしんかん【不信感】
信じていない思い。信用できないという気持ち。「政治に対する—」「—がつのる」
ふしんじんもん【不審尋問】
警察官が挙動の疑わしい者に対して行う職務質問の旧称。
ふしんのうれい【負薪の憂い】
《「礼記」曲礼下から》自分の病気を謙遜していう言葉。たきぎを背負った疲れが出て病むの意からとも、病気でたきぎを負うことができないの意からともいう。采薪 (さいしん) の憂い。負薪の病い。
ふしんび【不審火】
放火の疑いがある、原因不明の火事。ふしんか。