もらいび【貰い火】
1 よそから出た火事で自分の家も焼けること。類焼。 2 よそから火種をもらうこと。
もらいみず【貰い水】
よそから水をもらうこと。また、その水。
もらいむこ【貰い婿】
他家から男子を迎えて婿にすること。また、その婿。養子。 [補説]狂言の曲名別項。→貰聟 (もらいむこ)
もらいもの【貰い物】
人から物をもらうこと。また、その物。到来物。いただき物。頂戴物。
もらいゆ【貰い湯】
1 よその家の風呂に入れてもらうこと。 2 江戸時代、正月と盆の16日の銭湯。この日、三助 (さんすけ) が客からの祝儀をもらうことになっていた。「—に入りて六欲の皮を磨 (すりむ) き」〈滑・浮世風呂・前〉
もらいわらい【貰ひ笑ひ】
他人が笑うのにつりこまれて一緒に笑うこと。「腰元衆の—」〈浄・栬狩剣本地〉