礼は未然の前に禁じ法は已然の後に施す
《「史記」太史公自序から》礼は事が起こる前にそれを防ぐものであり、法は事が起こってからその始末のために施行されるものである。
礼煩わしければ則ち乱る
《「書経」説命中から》礼も度が過ぎてあまり繁雑になると、かえって乱れてくる。
礼を失する
失礼な態度を示す。「顔もあげないとは、—・するというべきだ」
例ならず
1 いつもと違っている。「—◦ず御格子 (みかうし) まゐりて」〈枕・二九九〉 2 からだがいつもの調子でない。病気である。また、妊娠している。「—◦ぬさまに悩ましくし給ふ事もありけり」〈源・宿木〉
例に洩れず
一般の例と同じく。例外ではなく。
例によって例の如し
いつものとおりである。相変わらずのありさまである。「来賓のあいさつは—だ」
例の
1 話し手・聞き手の双方が知っている人や事柄をさす。 ㋐いつもの。ふだんの。「—顔ぶれ」「—調子」 ㋑この前の。あの。「—客」「—話」 2 (副詞的に用いて)いつものように。例によって。「日暮るるほど、—集まりぬ」〈竹取〉