わたりもの【渡り者】
1 あちこちと渡り歩き、主人を替えて奉公をする者。 2 1か所に落ち着かず旅をして回る者。 3 他の土地から来て住んでいる者。よそ者。
わたりもり【渡り守】
「わたしもり」に同じ。「かぢを取りて、ひそかに—に接 (まじ) りて」〈前田本仁徳紀〉
わたりやぐら【渡り櫓】
1 城郭の枡形 (ますがた) に設けたやぐらで、石垣の上に渡して下に門を開けたもの。 2 城の石垣の上に長く続くやぐら。多聞 (たもん) 。
わたりりょう【渡り領】
家または職に付属して世襲する所領。天皇・上皇の後院領や、藤原氏の氏の長者に付属した所領などの類。
わたりろうか【渡り廊下】
建物と建物とを結ぶ廊下。渡り廊。